送 信 塔　見て歩き
鳥取県 ・ 中継局
Ｎ様提供の画像で紹介します。

智頭山形テレビ・ＦＭ中継局　　　　 ２０２５年１０月撮影

智頭山形中継局は、八頭郡智頭町毛谷の高台に設置されています。智頭急行・恋山形駅の西 約５７０ｍ辺りの場所です。
国土地理院の地図では、電波塔マークがあります。
付近には、当中継局のほか、行政系、通信系の無線局も設置されているようです。

最初にアナログ時代の様子です。
開局はＮＨＫが１９７１年１２月、ＮＫＴが１９７２年７月です。（ＢＳＳとＴＳＫはアナログでは開局していません。）
鳥取では珍しいＮＨＫとＮＫＴの共用中継局です。

送信アンテナは、９０ＣＲ１段３面です。（ＮＨＫは２波共用で上段、ＮＫＴは単独で下段）
受信は、３波とも約４５０ｍ離れた地点で個別の８素子八木１列１段にて、全局智頭中継局受けです。

当地には、ＮＨＫ−ＦＭも中継局を設置しています。開局は２０００年１２月です。

２００９年１２月末にデジタル化されました。デジタルでは、アナログでは未開局だったＢＳＳとＴＳＫも同時に開局しています。

それでは、Ｎ様提供の画像で紹介します。

遠景です。

拡大しました。　テレビ・ＦＭ中継局は、一番右と思われます。

鉄塔を拡大しました。
 

ここからは、直接訪問です。

上段がＮＨＫ２波・ＢＳＳ・ＴＳＫの４波共用、下段がＮＫＴ単独です。

敷地の様子です。

当デジタル中継局は、鉄塔は全社共用ですが、局舎が２棟あります。ＮＨＫ・ＢＳＳ・ＴＳＫの３社共用とＮＫＴ単独に分かれています。

ＮＨＫ−ＦＭは、アナログ時代からの継続でＮＫＴと共用です。
 

ここからは、ＮＨＫなど３社共用部分です。

表札です。

ＧＰＳです。

モニターアンテナです。

ここからは、ＮＫＴデジタルとＮＨＫ−ＦＭ共用部分です。

資料ではＮＨＫテレビが抜けてＮＫＴとＮＨＫ−ＦＭがアナログ局舎を継続使用と読めますが、この局舎は新しく見えます。

他サイトの画像を確認すると２０１５年１０月時点では、旧局舎（←アナログからの継続局舎）が建っていますので、
ここ数年の間に建て替えられたと推測されます。

表札です。

新局舎になっても、ＮＨＫ−ＦＭは、こちらに留まっているようです。ＮＨＫロゴが最新の形式です。

ラックです。

モニターアンテナです。

送信アンテナの形式はリングアンテナ２段です。　受信は、５素子八木にて智頭中継局受けです。
 

ＮＨＫ−ＦＭ銘板です。

ＮＨＫアナログ銘板です。

鉄塔諸元銘板です。

ＮＫＴアナログ銘板です。

鉄塔はアナログからの継続と確認できます。
 

送信点には、受信アンテナが見当たりません。資料を確認すると、受信点は送信点の南西、約３５０ｍ辺りにＮＨＫなど３社が、
そこからさらに５０ｍ先の場所にＮＫＴがアンテナを設置しています。（アナログ受信点は、現在のＮＫＴ受信点と同じ場所と思われます。）

グーグルの航空画像では、受信点と思われる場所に人工物らしき影が確認できます。国土地理院地図では、４８３と書かれた山頂
（送信点）からさらに南西側に道が伸びている終点辺りです。

受信アンテナについて書いておきます。ＮＨＫ２波・ＢＳＳ・ＴＳＫは４波共用オフセットパラボラ、ＮＫＴは単独の９０ＣＲにて、
どちらも智頭中継局放送波受けです。

中継局データ

アナログテレビ放送は２０１１年７月２４日をもって終了しました。

ＮＨＫ−ＦＭ　　　８１．７ＭＨｚ　　３Ｗ

ＦＭ山陰は中継局を設置していません。

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