送 信 塔 見て歩き
鳥取県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。
用瀬FM中継局 2025年10月撮影
用瀬FM中継局は、鳥取市用瀬町別府の山中に設置されています。JR因美線・用瀬駅の西
約600m辺りです。
国土地理院地図では、397.6の三角点付近です。(電波塔マークも複数あります)
NHK−FMとFM山陰、それに地元コミュニティFMのFM鳥取も中継局を設置しています。
ところで、アナログ時代、用瀬地域のテレビ中継局は、VHFとUHFで送信所の位置が異なっており、
VHF中継局は町の中心部から見て西側の通称・小倉山に設置され、UHF中継局は町の中心部から見て
北東側の通称・愛宕山に設置されていました。双方は千代川を挟んで約2.1km離れています。
デジタル放送はUHFで送信していますので、テレビ中継局は、愛宕山に集約されました。
現在、小倉山からはFM放送のみ送信されています。(なお、小倉山は鳥山とも呼ばれるようです。
また、旧UHF中継局だった現在のデジタル中継局の設置場所は資料では、坊主ヶ平になっています。
これらはすべて通称らしく国土地理院の地図には、どちらにも名前が付いていません。)
最初はアナログ時代に当地に設置されていたVHF中継局の様子です。(UHF中継局については、
用瀬デジタル中継局のページで説明します。)
開局は、NHKが1965年1月、TSKが1965年10月です。2社個別の設置です。
送信アンテナは、個別の5素子八木1段1面+3素子八木1段2面の構成です。(NHKではGが上段)
受信はNHK−GとNKTは送信点で、NHK−Eは約150m離れた西側で、各チャンネル個別の
8素子八木2列1段にて、すべて河原中継局受けです。(NHK−Eの受信点が離れているのは、
NKTが11chで送信している関係かと思われます。←NHK−Eの受信チャンネルは12ch)
当地ではアナログ終了後、FM単独の中継局として存続しています。また、地元コミュニティFM局の
FM鳥取が小倉山中継局の名称で中継局を設置しています。
なお、FM鳥取の小倉山中継局は、同社の本局ページで紹介しています。
それでは、N様提供の画像で紹介します。

鳥取自動車道・用瀬PAから見た遠景です。

中継局辺りを拡大しました。
FM中継局の開局は、NHK−FMが1971年10月、FM山陰が1990年10月です。
アナログ時代には、NHK−FMはテレビと同居(今はFM単独)、FM山陰は当初から単独設置です。
当中継局は、個別ページで紹介します。
| NHK−FM | FM山陰 |
中継局データ
| アナログ | NHK総合 | NHK教育 | NKT | ||||
| チャンネル | 9ch | 7ch | 11ch | ||||
| 出力 | 各局とも |
3W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
NHK−FM 84.9MHz 100W
FM山陰 77.2MHz 100W
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