送 信 塔 見て歩き
鳥取県 ・ 中継局


倉吉テレビ中継局     2017年7月撮影

倉吉中継局は、倉吉市と湯梨浜町の境にある栗尾山に設置されています。

最初にアナログ中継局の説明です。
当中継局からは、BSSとTSKの2社のみの送信です。(2社共用の中継局です。)開局は1972年9月です。

送信アンテナは、4L2段3面+4L1段1面の構成です。
受信は、BSSは3mプレートパラボラにて枕木山固定局受け、予備で8素子八木2列にて枕木山基幹局受け、
TSKは2.4mプレートパラボラにて澄水山固定局受け、予備に4.2mグリッドパラボラにて澄水山基幹局受けです。
両社とも、受信に苦労している印象を受けます。

また、出力は500Wと強力です。(これは準基幹局ですね。)

鳥取VHF社(NHKとNKT)が開局していないのは、鉢伏山の基幹局が受信できる地域だからと思われます。
(UHFで毛無山から送信しているBSSとTSKは、鉢伏山が陰になり電波が届かないための設置と思われます。)

一方、デジタル中継局は、アナログ隣接地に全社共用で設置されました。2007年9月の開局です。

それでは、画像で紹介します。なお、訪問時点ではアナログ中継局は撤去済みのようです。


鉄塔の全景と送信アンテナです。

送信アンテナは、全社共用4L2段3面+4L1段1面の構成です。

 


局舎です。

表札です。

壁面のロゴです。

 


八木アンテナとプレートパラボラです。

グリッドパラボラです。

番組伝送は、NHKは鉢伏山固定局を1.2mプレートパラボラにてTTL受け、民放各社は鉢伏山中継局を4mグリッドパラボラにて放送波受け、
予備に20素子八木もあります。(左画像の下方のUHFアンテナは、別物と思われます。)

 


GPSです。

 

中継局データ

アナログ BSS TSK
チャンネル 56ch 58ch
出力 各局とも 500W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NKT BSS TSK
チャンネル 29ch 27ch 38ch 31ch 36ch
リモコン
出力 各局とも 100W

当中継局は準基幹局に格上げらしく、基幹局と同出力になっています。


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