送 信 塔 見て歩き
広島県 ・ 中継局
広島県のT様提供の画像で紹介します。
己斐テレビ中継局 前半1999年以前、後半2009年3月撮影
己斐中継局は、広島市西区の大茶臼山にあります。広島市中心部にも近く、NHKは番組伝送の中継ポイントとして固定局も設置しています。
中継局は全社同時に1977年3月に開局しています。設備も全社共用となっています。2008年12月にデジタル化されました。
全景を少し別角度から2枚。
送信アンテナは、3つに分かれており、チャンネルの大きい方が上で、上からHOME&TSS、NHK2波、RCC&HTVの順です。
すべて4L2段3面(垂直偏波)です。変なチルトがかかっています。
局舎です。2棟以上あるようです。 |
表札です。 |
ここで受信設備について書いておきます。
NHKは約400m離れた地点で、2波共用2mプレートパラボラにて比治山固定局受け、予備にGは5素子、Eは8素子八木にて基幹局受け、
RCCは送信点で8素子八木4列、HTVは約750m離れた地点で8素子八木、HOMEとTSSは送信点で共用90CR、民放各社は
すべて広島基幹局受けです。
以下は、2009年3月撮影です。
少し離れた位置からの遠景です。
パラボラなどです。アナログの他中継局向けと思われます。 |
別角度から。八木アンテナは、HTVとNHKのものか??。 |
その後の調査で、NHK中継局には、FPU基地局とテレビ固定局が併設されていることが分かりました。(FPU基地局は、ヘリコプターや
中継車からの電波を一旦ここで受けて放送局へ伝送する中継基地です。また、テレビ固定局は、他のテレビ中継局へ放送電波を送る
中継基地です。)
固定局は、比治山の基幹局に併設の固定局からの電波を受けて(受信アンテナは、中継局のものと兼用)、4mパラボラで大柿中継局と
呉中継局へ、3mパラボラで安芸千代田中継局へ伝送しています。
4列の8素子八木は、RCCの受信アンテナです。
NHKは、比治山からのパラボラ受けがメインです。
最初の画像と同じ看板でしょうか、すっかり色あせています。
続いて、デジタル設備です。
全景です。 鉄塔の90CRはHOME&TSSのアナログ受信アンテナ。
オフセットパラボラは、デジタル用と思われます。
鉄塔の遠景です。 アンテナ部です。アナ・デジ共用と思われます。
アンテナが、アナログのみの時代と同じ3つです。デジタルはローチャンネルですのでアナログと共用できないと思います。
多分NHKとRCC&HTVのアンテナは統合され、デジタル用に場所を空けたと思われます。
また、付近には他のデジタル中継局へ中継するためのTTL固定局が設置されています。
固定局の全景です。 表札もあります。
見上げてみました。 別角度から。
中継局付近から見た風景です。
三角点もあります。
業務用の中継局もあるようです。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | RCC | HTV | HOME | TSS |
チャンネル | 48ch | 46ch | 40ch | 38ch | 62ch | 58ch |
出力 |
各局とも | 10W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | RCC | HTV | HOME | TSS |
チャンネル | 21ch | 13ch | 16ch | 17ch | 20ch | 27ch |
リモコン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 8 |
出力 | 各局とも | 1W |
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