送 信 塔 見て歩き
広島県 ・ 中継局
広島県のT様、F様提供の画像で紹介します。


可部テレビ・FM中継局  2013年4月、2018年5月撮影

可部中継局は、広島市安佐北区可部町の螺山(にしやま・標高475m)の山頂部にあります。2007年9月にデジタル化されました。

T様から2013年4月撮影の画像が届きました。前回提供(2009年5月撮影)と、特に変化はなく、まだアナログ設備もそのままです。
今回提供の画像は、細部にわたって撮影されていますので、画像を差し替えます。

最初に紹介するのはT様提供の画像です。


遠景です。

 


拡大しました。

 


別角度からの遠景です。


全景と鉄塔の様子です。アナログ設備が、まだそのまま残っています。

 

ここでアナログ中継局の説明です。

開局時期はバラバラですが、全社共用の局舎・鉄塔です。(NHKは1967年3月、RCCは1979年3月、他のテレビ3社は1980年12月の
開局です。)
送信アンテナは、3グループに分かれていました。上からNHK−GとRCC共用、NHK−EとHTV共用、HOMEとTSS共用です。
チャンネルの近いもの同士のようです。いずれも4L1段3面(垂直偏波)です。
受信はUHF2社以外は個別に、NHK−GとNHK−Eはそれぞれ8素子八木、RCCは12素子八木、HTVは8素子八木、HOMEとTSSは
共用の2.4mグリッドパラボラで、それぞれの広島基幹局受けです。受信アンテナは鉄塔と中継局の隣接地にあります。

FM中継局についてです。NHK−FMと広島FMの両社は1986年12月の同時開局です。送信アンテナは、個別に3素子八木1段4面です。
上がNHK、下が広島FMです。
受信も個別に5素子八木にて広島基幹局受けです。

デジタル化に際しては、アナログ設備をそのまま利用しているようです。
送信アンテナについては、3段目をアナデジ共用にしたのか、アナログの3つを2つに集約して場所を空けたのかは不明です。

  

鉄塔の様子です。 送信アンテナは、取り付けられ方から見て3段目はデジタル専用と予想します。

 


アナログアンテナです。

デジタル(?)アンテナです。

 


FM送信アンテナです。

見上げてみました。


局舎を2枚。


表札です。

 


鉄塔の受信アンテナです。

NHK−Eと思われます。

NHK−FMと思われます。

 

パラボラは、絵下山受けのデジタル受信用と思われます。また、根元にある12素子八木はRCCの黄金山受けと思われます。

 


グリッドパラボラは、HOME・TSS共用の絵下山受けと思われます。

 

こちらは、NHK−Gと広島FM、それにHTVの受信アンテナと思われます。

 


GPSです。

モニターアンテナです。

 

謎のアンテナが2本あります。

 

アナログ・デジタル銘板とさらにFM銘板があります。
  


山頂の風景など3枚。いずれも合成画像です。

 


 


 


三角点です。



佐東中継局でしょうか?。


こちらも中継局でしょうか。


山頂からの風景です。

 


JR可部駅ホームです。

 


ホームから中継局が見えます。

ここまでは、T様提供の画像でした。


F様から2018年5月撮影の画像が届きました。ご覧ください。


全景です。

鉄塔部の拡大です。

 


FM受信アンテナです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RCC HTV HOME TSS
チャンネル 47ch 45ch 49ch 42ch 27ch 25ch
出力 各局とも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  83.4MHz  3W
広島FM    80.4MHz  3W


デジタル NHK総合 NHK教育 RCC HTV HOME TSS
チャンネル 14ch 15ch 18ch 19ch 22ch 23ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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