送 信 塔 見て歩き
広島県 ・ 中継局
T様提供の画像で紹介します。


福山テレビ・FM中継局 (NHKは福山蔵王中継局&福山東中継局) 2010年8月撮影
福山南デジタルテレビ中継局


福山(蔵王)中継局は、これまで2回、ふもとの道路沿いから撮影しましたが、下から見上げているだけでは中継局の様子が分かりませんでした。
今回、T様より画像提供を受けました。2010年8月撮影の画像を紹介します。(デジタル中継局が開局したばかりの時期です。)


遠景です。

 


拡大しました。  


各社ごとに見ていきます。

NHK中継局(アナログテレビ・FM)
NHK・民放4社共同デジタル中継局


NHK中継局の全景です。

以前と比べアンテナが増えています。

アンテナは、上からアナログ福山東・アナログ総合・アナログ教育・FMです。(垂直偏波)  突き出している5エレ八木は、FMの高見山受けです。
また、先端左はデジタルアンテナと思われます。

 

   

アンテナが増えたのは、デジタル中継局が併設されたからでした。 3段のアンテナがデジタルです。
1段は、NHK−Eの福山東(混信対策)中継局の アンテナです。

ところで、この画像を見て気付いたのですが、混信対策局って対象エリアが違うようです。

 


4mグリッドパラボラは、彦山の福山西中継局受けです。 

各種アンテナです。 

福山西中継局へは高見山からマイクロ波で送られており、画像がきれいなため親局にしていると思われます。また、福山(高見山)中継局を予備で受けています。
でも、この位置からは高見山からの放送波を受信しづらいのか、予備受信8エレ八木は1200mも離れた位置にあるようです。

 


デジタルの表札が掲げられています。 


RCC(アナログテレビ)・広島FM 中継局


全景です。

別角度から。

 


アンテナ部です。上がRCCアナログSG2段1面)、下は広島FM(2D1段1面)です。
なお、垂直偏波です。
グリッドパラボラは、RCC尾道固定局受け。

 

 
約 120m離れたところにある予備の90CRを角度を変えて2枚。 
 

HTV(アナログ)中継局


全景です。

別角度から。 プレートパラボラの対向と目的は未確認です。

 


アンテナです。

 

以下、3枚は、受信アンテナの設備と思われますが未確認です。

 

 


HOME(アナログ)中継局


全景です。

送信アンテナです。

表札です。

 
蔵王山の山頂方向に向いて、大きなパラボラが2基あります。

 


山頂方向です。 遠くに何か見えます。

 


上記画像の中央を拡大しました。 パラボラの対向の反射板です。

 

   
直下より、正面と裏側から2枚。

HOMEは他社とは番組伝送ルートが異なり、宇根山固定局経由です。しかも直接見通せないのか、蔵王山山頂部に
ある反射板(5mx7m・下)に反射させてから受信しています。

これには続きがあり、中継局に併設の固定局から、蔵王山にあるもう1枚の反射板(4mx5m・上)に反射させて
さらに府中中継局へ伝送しています。
提供画像を初めて見た時は、何で反射板が2段になっているのか分かりませんでしたが、調べてみると再中継
していることが分かりました。

アナログのHOMEだけ他社と別ルートになっているのは、何か深い理由がありそうです。(高見山を受信すると混信でもあるのでしょうか?。)

 

TSS(アナログ)中継局


アンテナを見上げてみました。

 


局舎です。

看板です。

 

   
鉄塔を別角度から2枚。

 


送信アンテナです。

尾道受けパラボラです。

 


蔵王山の山頂付近から見た福山市中心方向です。


蔵王山から見えた中継局です。 一部、局名が未確認です。


彦山でしょうか。

 


すぐお隣、岡山・笠岡中継局と思われます。

 


 

 


蔵王山山頂です。

 


アナログ福山(蔵王)局の場所にあるデジタル福山南局の出力は、アナログUHFが300Wに対してわずか1Wです。
これは、アナログでは小規模中継局だった彦山が基幹局になったためと思われます。(補間局である福山東中継局の
10Wに対しては1Wで釣り合いますので、福山局も尾道局も受信できない狭い地域向けの中継局になったと云うこと
でしょう。そういえば、この福山南中継局の設置が決まったのは、ずいぶん後からだったような気がします。)

いろいろ調べてみると、アナログの福山(蔵王)中継局って、反射板の件や中継局名、VHFは垂直偏波(近隣の
基幹局で一部同一チャンネルを使用しているためか?)、さらには混信対策局があったりして、なかなか興味を
そそられる中継局ですね。
近くまで行ったことがあるのに、よく調べずに直接訪問を見逃していました。

  

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RCC HTV HOME TSS NHK教育
チャンネル 5ch 3ch 7ch 11ch 57ch 54ch 61ch
出力 100W 100W 100W 100W 300W 300W 10W
季節混信対策局

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。(追記)

NHK−FM  85.7MHz  30W
広島FM    82.1MHz  30W


デジタル NHK総合 NHK教育 RCC HTV HOME TSS
チャンネル 42ch 44ch 16ch 17ch 29ch 28ch
リモコン
出力 各局とも 1W

©2010 送信塔見て歩きWeb