送 信 塔 見て歩き
岡山県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します


周匝テレビ中継局    2023年9月撮影

周匝(すさい)中継局は赤磐(あかいわ)市周匝の茶臼山に設置されています。当中継局は城跡に建てられているようです。
投稿者様によりますと、山頂まで舗装道路があり、車で行けるそうです。

最初にかつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKとOHKが同時に1979年11月、 残る4社が同時に1996年1月です。
(なぜRSKの開局が遅いのかは未確認です。)

開局時期が離れていますが、全社共用の中継局です。(後発局の開局時に改修または新築された可能性がありますが、
これまた未確認です。)

送信アンテナは、NHK2波とOHK・TSCが共用、 RSK・RNC・KSBが共用です。どちらも4L1段3面です。(NHK組が上段)
受信は全社送信点で、NHK−Gと RSK・RNCは個別の8素子八木、NHK−Eは5素子八木、OHK・TSC・KSBは
共用4mグリッドパラボラにて 全社金甲山受けです。 なお、OHKは後発局の開局時に親局を変更しているようです。

2009年12月末に全社同時にデジタル化されました。
デジタル化に際しては、鉄塔は継続使用、局舎はアナログ局舎を取り壊し同じ場所に新築したようです。
(他サイトの画像と見比べての推測です。)

史跡に指定されている場所に建つ中継局では、アナログ開局時には自由に建物を建てられたと思われますが、
その後、条例などで規制され、新たな場所に建物を造れず、苦肉の策で既存建物を一旦取り壊して
同じ場所で建て替えるということがあります。(1996年の後発アナログ局開局時の局舎も同様かもしれません。)
(新潟県の糸魚川早川中継局は、この方式です。)

それでは、現在の様子を画像で紹介します。
 


遠景です。

 


中継局部分を拡大しました。 隣にはお城が・・・。
 



近くから見た遠景です。

 


全景です。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナは、4L1段3面です。 角度を変えて2枚。

 


別角度から見た敷地の様子です。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

 


こちらは、全社共用の親局受信90cmプレートパラボラです。

戸津野固定局をTTL受けです。


モニターアンテナです。

 


ラックです。 短いです。

鉄塔基部です。

 



城跡の石碑です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RSK OHK TSC RNC KSB
チャンネル 41ch 43ch 29ch 37ch 39ch 31ch 33ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RSK OHK TSC RNC KSB
チャンネル 49ch 47ch 19ch 28ch 14ch 15ch 17ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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