送 信 塔 見て歩き
岡山県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


三石テレビ・FM中継局  2020年1月撮影

三石中継局は、備前市三石の三石中学校すぐ北側の高台にあります。国土地理院の地図では名前がありませんが、
地元では愛宕山と呼ばれているようです。

ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。

当中継局は、NHKとRSKのみが置局されています。両社同時に1967年6月の開局です。岡高地区の他の民放はアナログ・デジタルとも未開局です。
また、デジタルではRSKも開局していません。

両社は別々に中継局を設置しています。また、NHKにはFM中継局が併設されています。(FM岡山は開局していません。)

最初にテレビの設備についてです。
NHKは自立鉄塔に局舎、RSKはパンザマストに機器と云う形式です。
送信アンテナは、チャンネルごとに5素子八木1段3面(NHK側では、周波数が高いEが上段です。古くからの中継局につきVHF送信です。)
受信は、NHKは南東に約500m離れた地点でGは8素子八木、Eは8素子八木2列にて金甲山受け、RSKは送信点で8素子八木にて
金甲山受けです。(NHKが離れた場所で受信と云うことは、何か障害でもあったのでしょうか。)

2010年11月末にデジタル化されました。なお、デジタルで開局したのはNHKのみです。

NHK−FMの開局は1974年6月です。送信鉄塔はテレビと共用です、アンテナは円盤型2段、テレビアンテナの下に取り付けられています。
受信は送信点で5素子八木にて金甲山受けです。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



ふもとから見た遠景です。
グーグルストリートビューで同じポイントから見るとFMアンテナは円盤型です。(2014年1月撮影のようです。)こちらからどうぞ

 


中継局を拡大しました。

 

中継局の全景を角度を変えて2枚。

 


敷地の様子です。
 

まずは、テレビ中継局及びFM共用部分の画像からです。


デジタル鉄塔は新築です。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。なお、形式は未確認です。

 

局舎を角度を変えて2枚。 アナログからの継続と思われます。

 


受信パラボラを角度を変えて2枚。
アナログ時代と同様に金甲山放送波受けと思われます。

 


モニターアンテナです。

GPSです。

 


デジタル鉄塔の銘板です。

鉄塔の足元にボックス型の機器があります。
 

続いてFM中継局部分です。


鉄塔の全景です。

アナログ時代には、大きさの違う5素子八木3面が2段(テレビ)と円盤型2段(FM)の設置でした。
FMの3面八木を取り付けるにあたり、一旦短くした鉄塔を再び高くしたようです。

 

FM送信アンテナです。形式が円盤型2段から3素子八木1段3面に替わっています。

 


FM受信アンテナです。

モニターアンテナです。

 


FM銘板と云うより、かつてのアナログ銘板です。



RSK管理地との表札があります。かつてのアナログ中継局の跡地と思われますが、何のための表示なのでしょうか。

FM補完中継局を設置する予定でもあるのでしょうか??。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RSK
チャンネル 1ch 12ch 7ch
出力 各局とも 1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  84.5MHz  1W


デジタル NHK総合 NHK教育
チャンネル 49ch 51ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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