送 信 塔　見て歩き
和歌山県 ・ 中継局
Ｎ様提供の画像で紹介します。

九度山テレビ・ＦＭ中継局　　２０２１年３月撮影

九度山中継局は、伊都郡九度山町の雨引山の北東側高台に置局されています。

最初にかつてのアナログ中継局の説明です。当中継局は、ＮＨＫとＷＴＶのみの設置です。

開局はＮＨＫが１９７２年４月、ＷＴＶが１９７４年４月です。２社共用の中継局です。

送信アンテナは３波共用６Ｌ１段３面、受信はＮＨＫ−ＧとＷＴＶの２波共用の４ｍグリッドパラにて那賀中継局受け、
ＮＨＫ−Ｅは１．８ｍグリッドパラボラにて栃原中継局受けです。

また、当中継局は３チャンネルともアナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルはＮＨＫ−Ｇが２２ｃｈ、Ｅが２０ｃｈ、ＷＴＶが２４ｃｈでした。
また、これとは別に１９８０年１０月にもチャンネル変更をしているようです。

当中継局にはＮＨＫ−ＦＭ中継局が併設されています。開局は１９７２年１１月です。設備は画像で説明します。

２００８年３月にデジタル化されました。デジタルもＮＨＫとＷＴＶのみの開局です。
また、当中継局には、ＴＴＬ固定局が併設されています。合わせて紹介します。

それでは、現在の様子を紹介します。

遠景です。

中継局付近を拡大しました。

さらに拡大しました。　すぐ近くには、農業用水用のタンクがあります。

当中継局は、テレビ・ＦＭ・ＴＴＬ固定局の３つの施設が同居しています。

全景です。

テレビ中継局の部分がら紹介します。

鉄塔を角度を変えて２枚。　アナアナ変更の際に建てられた新しい鉄塔です。

アナアナ変更後のアナログアンテナは、新鉄塔へ移動し上段がＷＴＶ、下段がＮＨＫ２波共用でした。その下にデジタルアンテナが取り付けられました。
アナログ終了後は、上２段がゲイン塔とも取り外されています。

表札です。

モニターアンテナです。

ＧＰＳです。

ラックです。　２つの局舎から延びています。

表札です。

ＧＰＳとモニターアンテナです。

続いてＦＭ鉄塔です。

鉄塔の全景です。　こちらは旧アナログテレビ鉄塔でもあります。

上段のアンテナです。

下段のアンテナです。

最下段のアンテナに貼られたシールです。補助事業と分かります。 また、周波数が確認できます。

円盤型のアンテナが４基取り付けられています。上２基がＮＨＫ−ＦＭ、下２基がＷＢＳ ＦＭです。

ところで、メーカーの銘板によると、この円盤型は「リングアンテナ」でよいようです。

ＦＭ鉄塔の銘板です。 かつてテレビアンテナが付いていたことが分かります。

ＮＨＫ−ＦＭのＳＴＬパラボラです。 ＷＢＳ開局時に、高さを上げたようです。

こちらは、ＷＢＳ ＦＭ補完中継局の局舎です。　角度を変えて２枚。

表札は県のものになっています。　海南補完中継局と同じです。

ＮＨＫ−ＦＭのモニターアンテナです。　以前は鉄塔に付いていました。

ＷＢＳ ＦＭのモニターアンテナです。

ＷＢＳ ＦＭの親局受信アンテナが見当たらないようですので、有線伝送なのでしょうか。（未確認です。）

当中継局にはデジタル固定局が併設されています。　アナログ時代にはありません。

全景です。

パラボラの方向です。 左向きは、高野山東。その他は、橋本、栃原岳（？）、高野富貴(?)向きと 予想します。（資料がなく未確認です。） 下方のシールもご覧ください。

北向きのようですので、生駒山を受信しているのでしょうか。 （未確認です。）

ＴＴＬ鉄塔に繋がるラックです。

各ケーブルにシールが貼ってあります。 最初に開局した橋本中継局送りのシールは形状が異なります。

ところで「谷奥深（たにおぶか）」と云う名前の中継局がないので、高野富貴中継局の受信ポイントがある地名かもしれません。（根拠はありません。）

ＮＨＫの古そうな杭があります。

中継局データ

当中継局は３チャンネルともアナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルはＮＨＫ−Ｇが２２ｃｈ、Ｅが２０ｃｈ、ＷＴＶが２４ｃｈでした。

アナログテレビ放送は２０１１年７月２４日をもって終了しました。

ＮＨＫ−ＦＭ　　８３．２ＭＨｚ　　３０Ｗ
ＷＢＳ ＦＭ　　　９１．６ＭＨｚ　　２０Ｗ

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