送 信 塔 見て歩き
奈良県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


宇陀テレビ中継局  2020年1月撮影

宇陀中継局は、宇陀市榛原区笠間の笠間嶽山に設置されています。

最初にかつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局はNHKとTVNのみの設置です。また、NHK−FM中継局が併設されています。
開局はNHKテレビが1972年7月、FMが同年2月、TVNが1974年9月です。2社共用中継局です。

送信アンテナは3波共用4L1段3面、受信はNHK−GとTVNが共用4mグリッドパラボラにて奈良基幹局(松尾山)受け、
NHK−Eが8素子八木にて生駒山受けです。

当中継局は3波ともアナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルはNHK−Gが29ch、NHK−Eが31ch、TVNが27chです。

FMの設備は、送信アンテナが3素子八木2段1面+3素子八木1段2面の構成です。 受信は5素子八木にて奈良基幹局受けです。

2009年8月にデジタル化されました。なお、デジタルで開局したのはNHKのみです。(TVNは未開局です。)

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



ふもとから見た遠景です。

 


鉄塔の拡大です。

 


全景です。 鉄塔が2本あります。

 


敷地の様子です。

 


別角度から。

 


テレビ鉄塔です。

FM鉄塔です。 かつてのアナログ鉄塔です。

 

テレビ送信アンテナは2波共用4L1段3面です。 角度を変えて3枚。

 


受信パラボラです。

モニターアンテナです。

鉄塔の銘板です。

受信は共用2mプレートパラボラにて基幹局に併設の松尾山固定局TTL受けです。

 


GPSです。


続いて、FM設備です。

FM送信アンテナを角度を変えて2枚。 アナログ時代には、この上にテレビアンテナがあったと思われます。
ネット上を探しましたが、確認できる画像を見つけることができませんでした。

 


受信アンテナです。

モニターアンテナです。

 


局舎です。

別角度から。

表札です。

 


手前の基礎跡はアナログ中継局があった場所と思われます。

ハイキング系サイトを見ると、2社共用のコンクリート製の立派な局舎があったことが分かります。
デジタルでも使えそうに見えますが、何か問題があったのでしょうか。 鉄塔はFMで継続使用しているのに・・・。

当中継局では、アナログ局舎にあったFM設備も、すべてデジタル新局舎へ移動したことが表札で確認できます。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 TVN
チャンネル 40ch 38ch 53ch
出力 各局とも 10W

NHK−FM  88.5MHz  100W
 

当中継局は3波ともアナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルはNHK−Gが29ch、NHK−Eが31ch、TVNが27chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育
チャンネル 30ch 13ch
リモコン
出力 1W

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