送 信 塔 見て歩き
奈良県 ・ 中継局

N様提供の画像で紹介します。


NHK 御杖土屋原FM中継局  2022年3月撮影

NHK御杖土屋原(みつえつちやばら)FM中継局は、宇陀郡御杖村土屋原の高台(地元では峯の山と呼ばれているようです。)に
設置されています。 御杖村地域の一部をサービスエリアとする中継局です。

以前には、NHKとTVNのテレビ中継局も併設されていましたが、アナログ終了以前に廃局になっています。
また、大阪広域民放は元々開局していません。

奈良県南部地域ではデジタルテレビ放送は、電波ではなく、ケーブルテレビにて視聴されています。
そのため、アナログ終了後もデジタルテレビ中継局は設置されていません。

それでは、かつてのアナログ中継局の説明です。

NHKの開局は1971年12月です。また、TVNの開局は、1974年10月です。局舎は個別、鉄塔は2社共用です。

送信アンテナは、NHK−GとTVNが共用で4L1段1面+3mグリッドパラボラの構成です。NHK−Eは4L1段1面のみです。
(3mグリッドパラボラは、下位中継局の曽爾<そに>中継局向けと思われます。曽爾中継局のNHK−E親局は生駒山ですので、
送信アンテナの形状が納得できます。)
受信は3波共用3mグリッドパラボラにて都祁中継局受けです。

一方、NHK−FMの開局は1974年7月です。


それでは、現在の様子を画像で紹介します。


遠景です。

 

中継局の全景と鉄塔の見上げショットを2枚。 局舎・送信鉄塔はテレビと共用でした。

 


送信アンテナを角度を変えて2枚。形式は、3素子八木2段2面です。

 


敷地の様子です。

 


表札です。 FM中継局の表示です。
局舎を角度を変えて2枚。

 


引き込み部です。

ラックです。

監視装置のアンテナです。

 


鉄塔基部です。

 


銘板が何枚も付いています。

テレビ銘板です。

改修後のテレビ銘板です。

 


鉄塔銘板です。

 

続いて、少し離れた高台にある受信アンテナです。


受信は、資料では5素子八木にて、宇陀中継局受けです。しかし、2基の鉄塔、3基のアンテナで受けているようです。

 


2段の八木アンテナがある鉄塔です。

1段の八木アンテナの鉄塔です。

 

5素子2段の受信アンテナの拡大です。 角度を変えて2枚。

 


5素子八木アンテナの拡大です。 角度を変えて2枚。

 


受信鉄塔の銘板です。

 


杭があります。

中継局への保守道入口は、元小学校を利用した「合同型宿泊施設」付近の橋を渡った橋詰からとのことです。

 

中継局データ

NHK−FM  84.8MHz  10W


アナログ NHK総合 NHK教育 TVN
チャンネル 51ch 49ch 53ch
出力 各局とも 1W

当テレビ中継局は、アナログテレビ放送終了前に廃局になっています。


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