送信塔見て歩き

送信塔　見て歩き
兵庫県･姫路市　ワンセグ実験局

ワンセグ実験局「姫路スイーツワン」　　　　　２００８年５月撮影
運営主体・兵庫エリア限定ワンセグ放送実験協議会

このゴールデンウィークの送信塔訪問計画を練っていると、姫路で「菓子博」という催し物があり、会場内でワンセグ放送の
実証実験が行われるという情報が目に止まりました。少し寄り道になりますが、今回の訪問先からはそう遠くないのと、
どんなイベントなのか興味もあり、覗いてみることしました。

送信出力は、ごく微弱で携帯電話での受信では、会場外へは届いていないレベルでした。当方は「菓子博」そのものには、
ほとんど興味はありませんが、放送内容の確認と、送信アンテナの撮影のため、２０００円の料金を支払い入場しました。

会場内には、ワンセグ実験を紹介する専用のブースもあり、係の人の説明では送信アンテナは、会場の中ほどにある
美術館から１つの送信機から分岐させ、２方向へ発射しているとのことでした。
実際に現場を確認しますと、西方向への送信には、高く伸ばしたポールに「１２素子のループアンテナ」が、南方向への
送信には、建物東面２階のベランダに設置された「白い棒状のアンテナ」が使われていました。

姫路市立美術館の２ヶ所にアンテナが設置されています。

まず、上記画像右側（エリア１）のアンテナに注目します。

　　
１２素子のループアンテナです。

続いて、エリア２の送信アンテナです。

　　
カバーでアンテナの形状が分かりません。

どちらのアンテナも一般のＵＨＦ受信アンテナを送信用に使っているようです。

会場内には、説明用のブースもありました。

　　
会場の様子です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「菓子博｣マスコットの「ひめか」です。

　　
「＃」の位置に登録されました。

最後に姫路城の画像をどうぞ。
　　

実験局データ

無線局識別名	ＳＵＮでじたるじっけん１、ＳＵＮでじたるじっけん２　（免許人はサンテレビジョン）
使用チャンネル	２４ｃｈ
出　力	１ミリワット（０．００１Ｗ）
ワンセグでの放送内容	実験用映像・データ
期　間	２００８年４月１８日から５月１１日の２４時間（姫路菓子博２００８開催期間中）
場　所	「姫路菓子博２００８」会場内（兵庫県姫路市本町６８）
対　象	「姫路菓子博２００８」会場に入場しているワンセグ携帯所持者
実験内容	エリア限定型のワンセグ放送の実用化のための実証実験を行う。 (1) 電波伝搬状況の把握。 (2) 実験用映像・データの来場者アンケートによる評価。 (3) 望まれるコンテンツ内容や効率的な管理運営等の基礎データの取得。 (4) 事業化に向けたエリア限定ワンセグ放送のサービス提供の課題分析。