送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


市川鶴居テレビ中継局  2016年12月撮影

市川鶴居中継局は神崎郡市川町神崎、鶴居中学校南側の高台にあります。

アナログでは、大阪民放・SUNも開局していましたが、デジタルではNHKのみの設置となっています。
デジタル化で電波状況が変わったようです。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局は、全局同時に1976年12月の開局です。パンザマストにボックス型の機器と云う、全社共用ミニサテ局です。
送信アンテナは、8素子リングアンテナ1段1面+5素子リングアンテナ1段1面(垂直偏波)の構成です。
1999年3月に機器を更新し、送信アンテナの構成も変えているようです。

受信は、約460m離れた同じ山の上方で全社共用16素子リングアンテナ2列2段にて姫路中継局受けです。

2010年12月にデジタル化されています。訪問時点では、アナログ中継局は撤去済みです。(受信点の様子は未確認)

それでは、画像で現在の様子を紹介します。



ふもとからに見た遠景です。

 


拡大しました。

 

全景を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナほ角度を変えて3枚。

 

機器です。 角度を変えて2枚。

 


デジタル中継局には、受信アンテナがありません。その代わり、ケーブルがあります。
 


登山口付近のケーブルです。札があります。資料が無く受信ポイントは未確認です。

アナログでは、同じ山のさらに高い位置に受信点を設置し、姫路中継局受けでしたが、これを止めたということは、デジタルでは姫路中継局ではなく、
福崎中継局か神崎中継局を受信しているものと推測します。

上記ケーブルをグーグルストリートビューで追いかけてみましたが、途中からケーブルテレビのラインと混ざってきて、JR播但線の前田踏切付近で
南へ延びているのか、踏切を地下埋設で越えているのか判断できず、追いかけを中止しました。かなりの長距離を引っ張っているものと推測します。

このケーブルの先は、同じ地域にある別の中継局と受信アンテナを共用していることも考えられます。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 50ch 52ch 54ch 58ch 60ch 62ch 56ch
出力 各局とも 0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育
チャンネル 22ch 13ch
リモコン
出力 各局とも 0.01W

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