送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 中継局
山口県のU様提供


赤穂テレビ・FM中継局  2015年10月撮影

赤穂(あこう)中継局は赤穂市の高山にあります。以前(2004年5月)通りすがりに遠方より撮影していましたが、
今回、U様より直接訪問の画像の提供を受けましたので紹介します。

最初は、2004年5月に当方撮影が撮影した遠景画像です。


高山の全景です。

 


アンテナ群の拡大です。 中継局は右寄りと思われます。

 


左の稜線に送信点、右側の下がった位置にある鉄塔はサンテレビの受信パラボラらしいです。


ここで、アナログ中継局の説明です。

当中継局は、まずNHKが1965年12月に開局し、民放各社は1969年8月に一斉に開局しています。
その関係なのかNHKと民放の2グループに分かれています。NHK中継局の設備は、送信アンテナが4L1段3面(2波共用、垂直偏波)、
受信は、約200m離れた地点でGが1.8mグリッドパラボラにて摩耶山受け、Eは8素子八木2列で生駒山受け(予備に3mグリッド
パラボラにて竜野中継局受けです。)1991年6月に受信アンテナを更新しているようです。

また、NHK−FMは1970年2月の開局です。テレビと同居しています。
送信アンテナはST1段、受信は送信点にて5素子八木で姫路中継局受けです。

民放中継局の設備は、送信アンテナが4L1段3面(垂直)で、チャンネルの関係なのか2つに分かれています。
(上がKTV,YTV、下がMBS,ABC,SUNです。) アナログ時代には、送信鉄塔は局舎上にありました。

受信は、大阪民放4社は約170m離れた地点で、個別の8素子八木2列で生駒山受け。SUNは、約150m離れた地点で
4mグリッドパラボラにて摩耶山受けです。民放中継局では、1987年9月に機器を更新しているようです。

NHKも民放も既存局舎を使用して、それぞれデジタル化したようです。(鉄塔は、どちらも新築のようです。)
2009年3月にデジタル中継局が開局しました。

訪問時点では、アナログ鉄塔は撤去済みのようです。


それではU様提供の画像で紹介します。


遠景画像です。中央にNHKの2本の鉄塔、左隅に民放中継局の鉄塔が見えます。


NHK中継局


送信アンテナの拡大です。左はFM鉄塔です。
アナログ時代には、FMアンテナの下に、
テレビ送信アンテナが取り付けられていました。

こちには、新築のデジタル鉄塔です。

3mプレートパラボラは、姫路中継局に併設の固定局からのTTL受けです。

 


デジタルアンテナです。

GPSです。

アナログ時代に比べ、東方向が2段になっています。 はっきりしませんがデジタル化当初からの送信アンテナに変更があったようです。

 


表札です。 ん、当中継局はテレビが先に開局していますが・・・。 FMには実験局時代があったのでしょうか?。


民放中継局


全景です。

 


デジタルアンテナです。地面から建つ形式で新築されました。

GPSです。

SUNを含む民放各社は、NHKとはルートが異なり、1.2mプレートパラボラにて竜野中継局に併設の固定局からのTTL受けです 

デジタルでは、NHK・民放とも受信点を送信点に集約したようです。

 

中継局データ

NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 50ch 52ch 54ch 58ch 60ch 62ch 56ch
出力 各局とも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM   83.2MHz   10W


NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 22ch 13ch 16ch 15ch 17ch 14ch 26ch
リモコン 10
出力 各局とも 1W

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