送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


川西一ノ鳥居テレビ中継局  2016年4月撮影

兵庫県川西市周辺は地形が複雑なのか、狭い地域に複数の中継局があります。当中継局もその一つです。

川西一ノ鳥居中継局は、能勢電鉄・一の鳥居駅の東側の小さな山にあります。発表されているエリア図を見ますと、
一の鳥居駅周辺の狭い地域を対象にしています。

なお、能勢電鉄の駅名は「一の鳥居」ですが中継局名は「一ノ鳥居」となっています。(頭に川西も付きます。)

耳慣れない名称なので由来を調べてみました。
能勢電鉄のHPに駅名の由来として『大阪方面から能勢妙見山詣の参道の入り口にあたり、一番最初の鳥居があったことから
駅名となりました。』とあります。 中継局名は、駅名 or 地域の通称から採ったと思われます。

話を中継局に戻します。


ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、全局同時に1979年6月です。パンザマストにアンテナや機器が取り付けられているという、全社共用のミニサテ局です。
送信アンテナは5素子リングアンテナ2段2面、受信アンテナは16素子リングアンテナ2列で、川西北・猪名川局を受けていました。
(同一場所にありますが、NHK・SUNと大阪民放とでは局名が異なります)

2010年3月にデジタル化されました。既にアナログ中継局は撤去済みのようです。

それでは現在の様子を画像で紹介します。


デジタル中継局は、アナログ中継局のすぐ上方(山頂寄り)に全社共用で新築されました。


全景です。

鉄塔の拡大です。

デジタル中継局は、アナログと同じような形状です。
ただ、受信アンテナがアナログでは1段でしたが、デジタルでは2段になった上、チャンネルの関係なのかNHKと民放5社の
2つに分かれてしまい、鉄塔は混雑しています。

 

鉄塔の拡大が続きます。 角度を変えて2枚。  受信親局はアナログ同様、川西北・猪名川局です。

 

送信アンテナの拡大です。 角度を変えて2枚。

 


アナログ中継局は、左奥の樹木手前辺りにありました。

デジタル機器を下方から。

 


GPSです。

 

中継局データ

NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 49ch 51ch 55ch 57ch 59ch 61ch 53ch
出力 各局とも 0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 34ch 36ch 16ch 15ch 17ch 14ch 43ch
リモコン 10
出力 各局とも 0.01W

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