送 信 塔　見て歩き
兵庫県 ・ 中継局

姫路テレビ・ＦＭ中継局　２００４年５月、２００８年５月撮影、
　　　　　　　　　　　　　　　２０１２年ごろ（提供画像）、２０２２年４月撮影（提供画像）など

姫路テレビ・ＦＭ中継局は、姫路市の中心部のすぐ南東側の仁寿山（じんじゅさん・標高１７５ｍ ）にあります。
中継局のロケーションが良いため、播磨地域に広く電波が届いています。

姫路中継局への直接訪問は、時間の関係で最初から予定していませんでしたが、２回とも天気が悪く、白黒のような
写真しか撮れず、ガッカリでした。　（２００８年８月の通りすがりは、好天でした。）

最初にアナログ中継局の説明です。

当中継局の開局は、ＮＨＫテレビが１９６４年１０月、サンテレビを含め民放テレビ５社は同時に１９６９年４月です。
テレビ中継局は、ＮＨＫと民放（５社共用）が別々に設置されています。
また、ＦＭ放送はＮＨＫが１９６６年１２月、Ｋｉｓｓ−ＦＭが１９９０年１０月に開局しています。
Ｋｉｓｓ−ＦＭは、ＮＨＫに併設されています。

ＮＨＫテレビ中継局では、２００１年２月に送信アンテナが更新され、２００３年１月には機器が更新されています。
また、大阪民放では、１９８２年４月に親局変更が行われ、さらに２００２年８月には予備親局（？）の変更がされているようです。

大阪民放の２００８年時点の親局は、主が神戸、予備が生駒山でしたが、以前は北淡垂水局（淡路島）を受けていた時期が
あるようです。（主か予備かは未確認）

アナログのみの時代（２００４年時点）の各社の設備の説明です。

ＮＨＫテレビは、２波共用の４Ｌ３段４面、ＦＭ放送は、テレビアンテナの下に２社共用の２Ｌ２段３面＋２Ｌ１段１面です。
（三角鉄塔に４面のアンテナです。）
テレビ受信は、２波共用４ｍグリッドパラボラにて摩耶山受け、ＦＭ受信は２社個別の５素子八木２列で摩耶山受けです。

続いて民放中継局です。送信アンテナは、５社共用の４Ｌ３段４面、受信は大阪民放は約１００ｍ離れた地点（ＮＨＫ東側斜面）で、
４ｍグリッドパラボラにて神戸中継局（摩耶山）受け、予備に八木アンテナで生駒山受けです。
サンテレビは、鉄塔の１．８ｍグリッドパラボラにて摩耶山受けです。

当中継局で、アナアナ変更があったのかは未確認です。２００６年３月にデジタル化されました。

まずは当方の撮影で、アナログのみの時代とアナ・デジ サイマル時代の鉄塔の比較です。

上・２００４年５月撮影　　　下・２００８年５月撮影　　　どちらも南側からの撮影です。

２００４年５月

２００８年５月

ＮＨＫ鉄塔の比較です。素子の大きさから見てデジタルアンテナは、ゲイン塔を伸ばして、上に取り付けられたようです。

２００４年５月

２００８年５月

民放鉄塔の比較です。工事方法は分かりませんが、素子の大きさから見て、アナログアンテナを上げて、デジタルアンテナを、
その下に取り付けたようです。

ＮＨＫと民放では、アナログとデジタルの送信アンテナの取り付けが逆になっています。民放側ではアナアナ変更が
あったのでしょうか。（未確認です。）
 

２００８年８月に山陰地方や広島へ行った帰りに、国道２号線・姫路バイパスを通った時に撮影していました。

南側から見た遠景です。２０１２年ごろ撮影・匿名希望様提供
 

実は、当方も２００８年５月に同じ場所から撮影していました。　画像を見てびっくりです。

２００８年５月、当方撮影の画像　　ほとんど風景が変わっていませんね。
 

それでは、撮影時期・中継局別に別ページにて紹介します。
 

おまけ（当方撮影）

姫路城では、その後 ２００９年６月から２０１５年３月まで大規模な改修工事（正式名称は「国宝姫路城大天守保存修理工事」）が行われ、
現在とは見た目の印象が異なります。←全体的に、さらに白くなりました。（特に屋根が真っ白です。）

中継局データ

ＮＨＫ−ＦＭ　 　　　８４．２ＭＨｚ　　　　１ＫＷ
Ｋｉｓｓ　ＦＭ　　　　　７７．６ＭＨｚ　　　　１ＫＷ
ＦＭ ＧＥＮＫＩ　　　 ７９．３ＭＨｚ　　　　２０Ｗ

©2004-2022 送信塔見て歩きWeb