送 信 塔 見て歩き
京都府 ・ 中継局
直接訪問は、匿名希望様提供の画像です。
山科テレビ中継局 2004年3月、2013年5月、2014年9月撮影
山科(やましな)中継局は京都市山科区御陵安祥寺町にあります。JR山科駅の北側高台です。
当方は、2004年3月に通りすがりに撮影しました。
今回、匿名希望様より直接訪問の画像の提供を受けましたので合わせて紹介します。
まずは、2004年の画像からです。
遠景です。手前にJR東海道線の架線が見えます。
拡大しました。鉄塔が2本あります。
民放鉄塔です。 |
NHK鉄塔です。 |
続いて、2013年5月撮影の提供画像です。2009年4月にデジタル化されました。アナログ設備は撤去済みと思われます。
敷地の様子です。
最初はNHKです。
鉄塔の全景です。 |
送信アンテナです。 |
鉄塔は、アナログ時代からの継続利用です。また、アンテナはアナ・デジ共用と思われます。
(取り付けスペースの関係でしょう。)
ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。
送信アンテナは、G・E共用の4L2段1面+4L1段2面です。主に南側に電波を出しています。
受信は、Gは1.8mグリッドパラボラで京都大岩山中継局、Eは8素子八木で生駒山でした。今あるデジタルパラボラの
上にそれぞれ付いていました。
2004年の画像と比べると支柱が補強されているほか、色も茶色に塗られています。
デジタル受信アンテナです。
他サイトの画像を参考にすると、親局は宇治市の伏見桃山局をTTL受信に変更されているようです。これはアナログでは、
この山科中継局の開局が1970年で、当時まだ伏見桃山局が開局していなかったためと思われます。
ちなみに伏見桃山局の開局はNHK−GとKBSが1983年4月、NHK−Eは1997年3月です。
局舎です。 |
表札です。 |
すぐ横に、アナログ局舎がありましたが撤去済みのようです。
続いて民放中継局です。
鉄塔の全景です。 |
送信アンテナです。 |
ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。
送信アンテナは、NHKと同じく4L2段1面+4L1段2面です。こちらも、主に南側に電波を出しています。
受信は、大阪民放4社は個別に8素子八木2列1段で生駒山受け。KBSは1.8mグリッドパラボラで大岩山中継局受けでした。
ただ、アナデジサイマル時にパラボラをアナデジ兼用のプレートパラボラ(画像のもの)に取替え、親局も伏見桃山中継局に
変更されているようです。(未確認です。)
なお、今も昔も受信アンテナは、すべて送信鉄塔に付いていました。
デジタル化に際しては、鉄塔の高さを上げて先端部に全社共用のアナログと同じ形式の送信アンテナを取り付けたようです。
アナログ終了で下段のアナログ送信アンテナは取り外し済みです。
デジタル受信アンテナです。他サイトの画像を参考にすると、アナデジサイマル時と現在とでは変化がありませんので、
グリッドパラボラは、大阪民放4社の生駒山受け、プレートパラボラはKBSの伏見桃山局受けと思われます。
民放共用局舎です。アナログ時代からの継続利用です。 |
表札です。局の並び順から見てデジタル化後に取り付けられたものと思われます。 なお、アナデジサイマル時にはアナログチャンネルも併記されていたようです。 |
また、アナログ時代には、上記画像の真ん中に看板が建っていましたが撤去されたようです。(チャンネルや受信親局、
さらには資材運搬方法までも書かれ、デジタル時代には合わない内容だったためと思われます。)
2014年9月に京都を訪問しました。時間があれば直接訪問するつもりでしたが、現地への到着が夕刻になり、
暗くなる前に下りて来られるか不安だったので、今回は、ふもとからの撮影に留めました。次の機会にします。
民放 |
NHK |
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | MBS | ABC | KTV | YTV | KBS |
チャンネル | 52ch | 50ch | 54ch | 56ch | 58ch | 60ch | 62ch |
出力 | 各局とも | 10W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | MBS | ABC | KTV | YTV | KBS |
チャンネル | 47ch | 49ch | 39ch | 37ch | 42ch | 22ch | 30ch |
リモコン | 1 | 2 | 4 | 6 | 8 | 10 | 5 |
出力 | 各局とも | 1W |
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