送 信 塔 見て歩き
京都府 ・ 固定局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


KBS京都・榎固定局  2016年12月撮影

KBS京都では、京都府北部へのテレビ番組伝送のために船井郡京丹波町質志の榎峠(えのきとうげ)に、単独で固定局を設置しています。
国道173号線(通称・綾部街道)の「みずほトンネル」上、付近です。

当固定局はアナログ時代からあります。機会があれば訪問したい局の一つです。今回、画像の提供を受けましたので紹介します。

デジタル化に合わせてアナログ固定局の隣にデジタルTTL固定局が新築されました。

訪問時点では、旧アナログ固定局も原形を留めています。

それでは、画像で紹介します。



全景です。左が旧アナログ、右がデジタルです。

 

固定局基部と局舎の様子です。
 

まずは、旧アナログ固定局から紹介します。


鉄塔を見上げてみました。

局舎です。

 


旧局舎には表札があります。

資料では、アナログ・デジタルとも榎峠にある榎固定局になっていますが、表札は「榎峠」中継局です。どっちが正しいのでしょうか。

ここで旧アナログ固定局の説明です。
当固定局は1970年7月に開局しています。基幹局(比叡山)からの放送波を1.8mプレートパラボラで受けて、
舞鶴中継局と福知山中継局へ、それぞれ3.3mプレートパラボラにてマイクロ波で番組伝送をしていました。

現在、パラボラは比叡山向きのみが残っています。 (送信用パラボラ2基は、取り外されています。)

アナデジ両方のパラボラが揃っている画像は、JM3AVI様の2012年3月25日のブログにありますので、
興味があれば探してご覧ください。(2017年1月時点の情報です。)

ラックと引き込み部の拡大です。現在は、ケーブルは繋がっていません。

 


旧アナログ比叡山放送波受信パラボラです。

投稿者様によりますと、このパラボラから延びているケーブルは、地下埋設でどこかに繋がっているそうです。

とすると、デジタルの予備受信アンテナとして生きているのかもしれません。(未確認です。)


続いてデジタル固定局です。

全景と鉄塔部の拡大を角度を変えて2枚。 デジタル固定局は、2007年12月に開局しています。

パラボラの向きを中央の画像で説明します。上段は宮津中継局向き、下段左は舞鶴中継局向き、下段右(正面向き)は福知山中継局向きです。
すべて2mプレートパラボラです。

デジタルでは、アナログでは別ルートだった宮津中継局へも伝送しています。

 

サイドローブアンテナは基幹局(比叡山)放送波受けのものです。 角度を変えて2枚。

 


局舎です。デジタル局舎には表札は無いようです。

ラックです。

 


八木アンテナがあります。 峰山中継局向き?。

GPSです。

資料では、当中継局から予備回線として峰山中継局へのルート設定もされていますが、送信アンテナが見当たりません。
総務省の免許情報を見ても はっきりしません。

上記のパラスタックが送信用とは思えませんし・・・(謎です)。

 


固定局への入り口は、ここです。 奥に見えるのは、携帯電話基地局です。

アスファルトの道は、みずほトンネルができる前の国道(本通り)です。
この旧国道については、酷道として、いくつかのブログでも紹介されています。


保守道の様子です。

なお、榎峠と云う名前の峠は国道429号線の兵庫県丹波市青垣町と京都府福知山市の境にもありますが、当固定局があるのは、
国道173号線(通称・綾部街道)です。念のため。  (国道429号線も相当な酷道のようです。)


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