送 信 塔 見て歩き
京都府 / 滋賀県 ・ 固定局
MBSの近影は、A.T. 様提供


比叡山FPU基地局  2014年9月(ABC・KTV・YTV 当方撮影)、MBS固定局はA.T.様提供(撮影時期未確認)

比叡山には、民放各社がFPU基地局を設置しています。以前にも比叡山を訪問したことがありますが、曇りの天気でしたので
山頂部へは行かず、「一本杉」で折り返しました。今回は天気が良かったので山頂へも足を伸ばしました。

山頂部には大きな駐車場があります。そこから更に登って行き、通称・大比叡と呼ばれる山頂の近くにFPU基地局はあります。
ここには、大阪広域民放のうちMBSを除く3社の施設が設置されています。
コンクリート道をNTT施設まで行き折り返しても、途中から分岐する山道を登り三角点経由でも行くことができます。


FPU基地局は、広場のような場所にあります。鉄塔は樹木とほぼ同じ高さで、すぐ近くまで行かないと存在に気付きません。

FPU基地局は並ぶように2つあり、一つはYTV単独、もう一つはABCとKTVの共用です。

NHKは、京都基幹局局舎にFPUがあると思われます。 MBSについては、後ほど紹介します。

上記画像は、左・西側から見た全景、 右・東側から見た局舎です。


それでは、個別に紹介します。

まずは、東寄りあるYTV基地局です。


全景です。

別角度から。

 

局舎と表札です。この表札、他では見たことがないものです。コンクリートを型抜きして作ったのでしょうか。

 


鉄塔先端部です。

別角度から。

 


ラセン階段になっています。
 


続いてABC・KTV共用の基地局です。

全景を角度を変えて2枚。

 

局舎と表札です。こちらの表札もYTVと同じ形式です。同じ時期に建てられたのでしょうか。

 

鉄塔の先端部を2枚。パラボラドームは2基あるようです。
 
FPU基地局の少し東側にNTT施設があります。現在使われているのかは不明です。
 

ところで、比叡山にMBS固定局が無いのかと思っておりましたら、意外なところに設置されています。

今回、A.T.様より情報と画像提供を受けました。ご覧ください。

設置場所は、比叡山回転展望台の大きな屋根の上です。


建物の全景です。

この建物、調べてみると昭和34(1959)年に開業した山頂遊園地の施設の一つだったとのことですが、
2000年1月に閉園し、跡地は2001年4月にガーデンミュージアム比叡(庭園美術館)に衣替えし、
現在に至っています。(展望台は遊園地閉園時に回転を止めたようです。)

老朽化のため回転はしていませんが、中に入ることはできるそうです。4階の展望室からは360゜のパノラマが
楽しめ、天気の良い日には淡路島から琵琶湖北部の竹生島、伊吹山まで眺めることができるそうです。

 


屋根の上を拡大しました。

 


1基を拡大しました。パラボラにMBSの文字が確認できます。

反対側の同型のパラボラと対で京都・滋賀両方向をカバーしていると思われます。
もう1基は、本社伝送用かもしれません。(未確認です。)

こんなところにFPUが設置されていたなんて・・・。すっかり見逃していました。
 

と云う訳で、当方が2014年9月には、この建物の様子はどうだったのか、超遠景ですがご覧ください。


ふもとからの遠景です。

 

2か所からの拡大です。 ドーム型屋根の隙間部分(?)にパラボラが見えます。

 


こちらは民放3社の固定局への道から撮影の拡大です。 3つ下の画像の拡大です。

 


京都市街側からの遠景です。

 


ふもとから見た、NHK・KBS京都基幹局との2ショットです。
 


ここからは当方撮影の2014年9月の山頂画像に戻ります。


駐車場から少し上った登山道からの撮影です。

 


山頂から見た南側の風景です。

 


京都市中心部の拡大です。

 


京都タワーも見えました。

 


逆光と超遠距離で見えにくいですが、生駒山です。

 


大津市方向です。

 

比叡山の山頂部には、ロープウェイ駅近くに行政系のパラボラ鉄塔もいくつかありますが、駐車場から少し離れた場所で、
今回は時間の関係で撮影に向かいませんでした。(立ち入れる場所なのか、未確認です。)

比叡平から見た山頂部です。左側にパラボラ鉄塔が3基見えます。
 


ところで、比叡山山頂へ車で向かうには少し注意が必要です。

テレビ塔のある一本杉から、しばらく行くと検札所があります。そこを過ぎて更に登って行くと信号交差点がありますが、
山頂方向への左折は禁止です。(鋭角のためと思われます。)
そのため、一度延暦寺方面へ直進し、トンネル手前のロータリーでUターンして交差点まで戻り、右折して(というか、右側へ行き)
山頂へ向かいます。
下りる時も同じで、今度は交差点は右折禁止ですので、またトンネル手前まで行きUターンして戻る形になります。

この場所は、グーグルストリートビューでも見ることができます。


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