送 信 塔 見て歩き
滋賀県 / 京都府 ・ 中継局
大津藤尾テレビ中継局   2014年9月撮影
       
       
四ノ宮小金塚デジタルテレビ中継局 併設
大津藤尾中継局は、大津市追分の丘の上にあります。京阪電鉄・追分駅のすぐ北側、また国道1号線と西大津バイパス分岐のそばです。
       
少し北側にはJR東海道線&湖西線が通り、交通の要衝のようです。西大津バイパスを北方向から来ると国道1号線との合流地点手前で
      
正面に見えるポイントがあります。(脇見に注意です。)
当中継局は、アナログ・デジタルともNHK2波とBBCのみの中継局です。ところが、2014年3月に同じ場所にNHK京都放送局の
      
四ノ宮小金塚中継局(総合テレビのみ)がデジタル新局として開局しました。中継局の位置は大津市ですので、越境中継局になります。
ちょうどこの辺りは、滋賀県と京都府の境です。山間部のため比叡山からの電波も宇佐山からの電波も届かない地域のようです。
      
KBSはどこを受信しているかは未確認です。(大阪民放についても未確認です。)
      
また「四ノ宮小金塚中継局」は、「奈良西中継局」とともに地デジ最後の難視聴対策中継局と云われています。アナログが終了して早3年、
      
全国の難視聴対策が終了した模様です。( ← 放送局ごとに以前のアナログ放送と同じエリアをデジタル放送でカバーしたと云うこと。)
ラッキーなことに大津藤尾中継局では、アナログ設備がまだ残っていました。
まずは、アナログ中継局の説明です。
NHKは1975年12月、BBCは1984年2月の開局です。共用の14m鉄塔に同じく共用の2L1段3面の送信アンテナが付いています。
       
機器は別々に鉄塔下部に取り付けられています。
       
受信は、NHK−GとBBCは約1000m離れた場所で共用の90CRにて宇佐山を受けています。
       
NHK−Eは送信点で8素子八木にて生駒山受けです。
       
デジタルは2社共用で、すぐ隣に新築されました。こちらも、それぞれアナログと同じ場所で同じ局を受信しています。
それでは、アナログ中継局を含め現在の様子を画像で紹介します。
|  西大津バイパス分岐高架下から見た遠景です。 カメラのすぐ後ろには、京阪電鉄も通っています。 |  アンテナ鉄塔は3本見えます。 | 
なお、天候が不安定で暗い画像があるなど、明るさにバラツキがあります。ご了承ください。
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|  こちらも、稲葉台団地内からの撮影です。 |  少し別の角度からの拡大です。 | 
|  登山口の水道施設前からの撮影です。 |  拡大しました。 | 
|  中継局前に到着しました。 全景です。 |  局舎です。 | 
真ん中にアナログ、左に藤尾デジタル局、右は四ノ宮小金塚局です。
それでは最初に大津藤尾局の部分から紹介します。
アナログ中継局からです。
|  鉄塔の様子です。 |  手前がアナログです。送信アンテナです。 |  さらに拡大しました。 | 
|  鉄塔下部に両社の機器があります。 |  別角度から。 | 
|  NHKの表札です。 |  BBCの表札です。 | 

 
八木アンテナは、NHK−Eの生駒山受け。
続いて、デジタル中継局です。
|  鉄塔です。 |  送信アンテナです。 | 
|  奥がデジタル局舎です。 |  別角度から。 | 
|  表札です。 |  鉄塔に銘板があります。 | 
|  このオフセットパラボラは、NHK−Eの生駒山受けと思われます。 |  別角度から。 | 

  
GPSです。

  
送信点近くから見た、稲葉台団地です。
ここからは、四ノ宮小金塚中継局の紹介です。
四ノ宮小金塚中継局は、大津藤尾局に同居ではなく、アナログ中継局の東隣に独立して建っています。よく見かけるリングアンテナ形式のミニサテ局です。
  
サービスエリアは局名が示すとおり、京都市山科区四ノ宮小金塚の住宅団地と思われます。
四ノ宮小金塚の団地は、西大津バイパスを挟んで稲葉台団地の北西側にあります。
|  全景です。 |  機器です。 | 
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受信は送信点で比叡山を受けているようです。
  
(比叡山は手前の山に阻まれ、目視できませんが回り込みの電波を受けていると思われます。)
|  送信アンテナです。 |  鉄塔基部です。 |  アンテナのある鉄塔の機器です。 | 

 
機器です。これは、GPSなのでしょうか。
なお、四ノ宮小金塚局を示す表札・看板の類は見当たりませんでした。

四ノ宮小金塚局の横に三角点がありました。
送信点と大津藤尾局の受信点との間の場所で比叡山頂が見えるポイントがありました。←その場所でも一本杉の京都基幹局は見えませんでした。

そのポイントから見た、比叡山山頂です。
続いては、大津藤尾局の受信点を紹介します。
受信点は、送信点から約1000m東側の山中にあります。標高も送信点に比べ少し高い場所です。
|  |  全景を2枚。 | 
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デジタル受信アンテナです。受信チャンネルが20−26chですので、共用で宇佐山を受けていることを確認できます。
今回は、京阪電鉄・追分駅から徒歩で訪問しました。中継局は丘の上ですが、傾斜地の住宅団地を抜け、登山口の水道施設前まで行くのも一苦労です。
(遠回りの上、坂道がきついです。)

ここが登山口の水道施設前です。
登山口から先は、階段やケーブル埋設表示がありますので迷うことはありません。
|  階段を登りきって、右へ行けば数分で送信点。 |  送信点への道のりです。 |  伝送路の表示板があります。 | 

中継局が見えてきました。
|  一方、左へ行けば20分ぐらいで受信点です。途中に道しるべがありました。 |  受信アンテナが見えてきました。 | 
受信点へ行く途中、送信点やサービスエリアの稲葉台団地などがよく見える場所がありました。

 

 
拡大しました。

 
こちらは、京都・山科地区と思われます。
中継局データ(大津藤尾局)
| アナログ | NHK総合 | NHK教育 | BBC | ||||
| チャンネル | 43ch | 45ch | 41ch | ||||
| 出力 | 各局とも | 0.5W | 
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
| デジタル | NHK総合 | NHK教育 | BBC | ||||
| チャンネル | 26ch | 13ch | 20ch | ||||
| リモコン | 1 | 2 | 3 | ||||
| 出力 | 各局とも | 0.05W | 
中継局データ(四ノ宮小金塚局)
| デジタル | NHK総合 | ||||||
| チャンネル | 46ch | ||||||
| リモコン | 1 | ||||||
| 出力 | 0.01W | 
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