送 信 塔 見て歩き
三重県 ・ 中継局

N様提供の画像で紹介します。


尾鷲テレビ・FM中継局

尾鷲中継局は、尾鷲市南浦の天狗倉山にあります。 尾鷲市や紀北町の各一部などをエリアにしています。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。

開局は、NHKが1963年6月、CBC・THK・メーテレの3社が1966年7月、MTVが1973年1月、
CTVが1975年9月です。
NHKは単独、CBC・THK・メーテレの3社共用、CTV・MTVの2社共用の3グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、VHF送信のNHK2波・CBC・THK・メーテレは、個別の5素子八木2段1面+3素子八木2段1面の構成です。
(NHKでは、Gが上段、民放3社では、上からCBC・THK・メーテレの順です。)
CTVとMTVは2社共用6L1段1面+4L1段1面の構成です。

受信は、NHK−Gは送信点で2mプレートパラボラにて矢ノ川固定局をマイクロ受け、NHK−Eは約700m離れた地点で
8素子八木4列にて名古屋テレビ塔受け、予備に90CRにて磯部中継局受け、CBCは送信点で4mプレートパラボラにて
南勢固定局をマイクロ受け、THKは送信点で3mプレートパラボラにて矢ノ川固定局をマイクロ受け、メーテレは
約150m離れた地点で12素子八木2列にて名古屋テレビ塔受け、予備に送信点で2.4mプレートパラボラにて
南勢中継局受け、CTVとMTVは送信点で個別の3mプレートパラボラにて矢ノ川固定局をマイクロ受けです。

2007年3月にデジタル化されました。
デジタルでは、NHKとMTVの番組伝送は藤坂固定局TTL受け、名古屋広域民放の番組伝送は浅間山固定局TTL受けです。

尾鷲中継局では、名古屋民放4社の番組とNHK津・MTVの番組は、別々のルートで送られて来ています。

当中継局では、NHKテレビ中継局にNHK−FMとFM三重の中継局が併設されています。
FM中継局の開局は、NHKが1969年3月、FM三重が1985年5月です。

さらに当中継局には、NHKとCBCが中波ラジオの固定局を設置しています。
NHKでは、浅間山固定局からのマイクロ波を尾鷲ラジオ中継局へマイクロ波伝送しています。(第1、第2共用)、
CBCでは、名古屋からのVHF波を尾鷲ラジオ中継局と長尾山固定局(熊野テレビ中継局併設)へVHF波で伝送しています。


遠景です。

 


鉄塔を拡大しました。

  


全景です。
 


それでは、中継局ごとに紹介します。
 

NHK ・ FM三重 中継局 民放テレビ共用中継局

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 CBC THK メーテレ CTV MTV
チャンネル 4ch 12ch 6ch 8ch 10ch 26ch 28ch
出力 V・Uとも 100W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  84.5MHz  100W
FM三重    80.4MHz  100W


デジタル NHK総合 NHK教育 CBC THK メーテレ CTV MTV
チャンネル 32ch 13ch 16ch 15ch 14ch 17ch 31ch
リモコン
出力 各局とも 10W

©2023 送信塔見て歩きWeb