送 信 塔 見て歩き
三重県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。
伊賀テレビ中継局 2023年2月撮影
伊賀中継局は、伊賀市中心部のすぐ東側にある「伊賀小富士」とも呼ばれている「南宮山」に設置されています。
当中継局は、アナログとデジタルでは位置づけが異なるようです。自分なりの解釈は、少し下にあります。
それでは最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
アナログ時代の当中継局は、NHK−G・CTV・MTVの3局のみが置局していました。
開局はNHKが1974年1月、MTVが1981年10月、CTVが1988年2月です。
NHK単独と民放2社共用の2グループに分かれて設置されていました。(理由がよく分かりませんが、NHK−Eと名古屋民放4社は、
名張中継局など他の中継局で見られているようです。また、生駒山の電波も受信できる地域です。)
送信アンテナは、どちらも6L2段4面、民放側は2社共用だったようです。
受信は、NHK−Gは3mグリッドパラボラにて青山固定局をマイクロ波受け、CTVは1.8mグリッドパラボラにて名張中継局受け、
MTVはサイドローブアンテナにて名張中継局受けです。(MTVでは、2003年3月に受信アンテナを更新しているようです。)
2008年3月末(名古屋民放4社は翌4月初め)にデジタル化されました。デジタルでは全チャンネルが送信されるようになりました。
しかしながら、逆に生駒山の電波はデジタルでは受信しづらくなり、その方向へアンテナを向ける家庭は、ほぼ無くなったようです。
(なお、地元ケーブルテレビでは、大阪民放の番組が配信されているそうです。)
デジタル中継局は、アナログ時代とは組み合わせが異なり、NHK・MTV共用と名古屋民放4社共用の2グループになっています。
(どちらも新築と思われます。)
ところで、当中継局のアナログとデジタルの位置づけですが、アナログ時代には名古屋民放のうち開局していたのはCTVのみ
と云うことから見ると、名古屋テレビ塔からのVHF波は、上野盆地まで届いていたものと思われます。
しかし、デジタルでは基幹局が郊外の瀬戸市に移転したため、名古屋方向からの電波が届かなくなり、当中継局から全局の
電波が送信されるようになり、補完的な役割から格上げされたようです。
それでは、画像で紹介します。
遠景です。
鉄塔を拡大しました。
さらに拡大しました。 |
全景です。 |
登山口に案内杭があります。
山頂の表示です。
それでは、現在の様子を中継局ごとに、ページを分けて紹介します。
NHK・MTV共用 | 名古屋民放4社共用 |
中継局データ
アナログ | NHK総合 | CTV | MTV | ||||
チャンネル | 38ch | 42ch | 40ch | ||||
出力 | 各局とも | 30W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | CBC | THK | メーテレ | CTV | MTV |
チャンネル | 47ch | 33ch | 18ch | 21ch | 48ch | 19ch | 27ch |
リモコン | 3 | 2 | 5 | 1 | 6 | 4 | 7 |
出力 | 各局とも | 3W |
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