送 信 塔 見て歩き
静岡県 ・ 中継局
富士宮テレビ中継局、K−MIX富士・富士宮中継局 2017年5月撮影
富士宮中継局は、富士市大渕地区にあります。辺りは畑や雑木林のような場所です。狭い道ですが車で中継局前まで行くことができます。
はじめに、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHK−Gが1960年6月、SBSが1960年10月、NHK−Eが1962年3月、SUTが1969年12月、
SATVが1978年9月、SDTが1979年7月です。
開局時期が早いSBSとNHKは、開局当初はVHFで送信されていました。
チャンネルはNHK−Gが4ch、NHK−Eが8ch、SBSが6chです。
以下は未確認ですが、局舎屋上から個別の60CRで送信していたようです。
また、1974年3月にUHFに転換されたようです。
(いずれも、確認できる資料がありません。)
以下は、UHF時代の様子です。
局舎はNHK単独、SBSとSUTが共用、SATVとSDTが共用の3グループに分かれていました。
鉄塔は老舗3社と後発2社の2グループに分かれてアンテナを設置しています。
アンテナ形式は4L1段2面、老舗組はNHK2波共用が上、SBS・SUT共用が下です。後発組は2波共用です。
受信は、NHK−Gは8素子八木、NHK−Eは5素子八木、SBSは8素子八木、UHF3社はそれぞれ90CRにて全社、日本平受けです。
UHF転換時にSBSがSUT局舎に同居し、送信アンテナもSUT鉄塔へNHKとSBSが乗り換えたとの情報がありますが、
確認できる資料を持ち合わせていません。
2006年9月にデジタル化されました。
また、当中継局では、K−MIXも中継局を設置しています。
2004年4月にNHK−FMと同じ場所あった芝川中継局を廃止し、ここへ移転し同時に10Wから100Wへ増力されました。
(NHK−FMは中継局を移転していません。)
離れた地点から見た遠景です。
中継局を拡大しました。
中継局の全景です。
局舎部です。(一部のみです。)
それでは、中継局ごとに現在の様子を画像で紹介します。
NHK・SBS・SUT中継局
古い設備をそのままデジタル化したようで、アナログ時代から変化無さそうな印象を受けます。(建て替えには、法律上の問題でもあるのでしょうか。)
それはともかく、現在の様子をどうぞ。
全景です。合成 |
送信アンテナです。 |
別角度から。 |
鉄塔下のSBS・SUT共用局舎です。 |
ロゴです。SUTが上です。 |
少し離れた位置にあるNHK局舎です。 |
表札です。 |
アナログ時代には、古い看板が局舎前にあったようです。
局舎の裏側と鉄塔基部です。 |
支線基部の一つです。
SATV・SDT・K−MIX中継局
もう一方のSATV・SDT・K−MIX共用中継局は、局舎を観察すると、SATVとSDTは、デジタル化に際して、K−MIX局舎へ移転したようです。
(アナログ局舎にはケーブルが繋がっておらず、現在使用されていないようです。また、K−MIX局舎から延びるラックにGPSがあります。)
K−MIXが移転してきたのは2004年ですので、最初から予定されていたのでしょうか。(表札には静岡FMの名前しかありません。)
K−MIXの送受信アンテナを見上げてみました。
テレビ受信アンテナは90CRです。 どちらも日本平を放送波受けです。 |
K−MIXの受信アンテナを別角度から。 |
K−MIXの表札です。 |
GPSです。 |
K−MIXの正式社名の表札は珍しいのではないでしょうか。テレビ2社の表示はありません。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | SBS | SUT | SATV | SDT | |
チャンネル | 52ch | 54ch | 41ch | 39ch | 29ch | 27ch | |
出力 | 各局とも | 100W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
K−MIX 85.8MHz 100W
NHK−FMは、芝川中継局がこのエリアをカバーしています。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | SBS | SUT | SATV | SDT | |
チャンネル | 24ch | 14ch | 21ch | 22ch | 23ch | 25ch | |
リモコン | 1 | 2 | 6 | 8 | 5 | 4 | |
出力 | 各局とも | 10W |
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