送 信 塔 見て歩き
名古屋テレビ塔


名古屋テレビ塔  2003年5月、2004年4月撮影、後半は2012年12月と2014年10月撮影、
              さらに、別ページに 2021年12月、2022年7月撮影があります。(匿名希望様提供)

注 ・ 現時点(2022年9月)での、当鉄塔の呼び名は「中部電力 MIRAI TOWER」となっています。

匿名希望様から提供の2021年、2022年画像は、こちらからどうぞ。 下方にも同じリンクがあります。


このページの説明は、当方訪問時のものです。


2004年4月撮影
  名古屋テレビ塔は、日本で初めての集約型電波鉄塔です。高さは180mです。
(1954年完成)

名古屋市の中心部、中区栄の久屋大通公園にあります。

当初はNHK総合とCBCのみの放送で、その後、東海テレビ、名古屋テレビ、
NHK教育が開局しました。

アンテナの取り付け高さも開局順になっています。

名古屋テレビ、NHK教育は、タワーに直接取り付けるスペースがなかったのか、
張り出した翼のようなものに背中合わせに設置されています。

アンテナ以外に、お天気カメラや大気観測設備が取り付けてあります。

また、地上90mのところに展望台もあります。(有料)

 

 

下から見上げてみました。 日付のない画像は、2003年5月撮影です。
 

観光施設としての案内は、「名古屋テレビ塔」公式ホームページへどうぞ。


それでは、まず各部分の写真をどうぞ。

先端部はNHK総合の
アンテナです。
その下は、
  CBCテレビです。
壁面は、東海テレビ。サイドに突き出ているのは、NHK教育と
名古屋テレビ(背中合わせで、個別のアンテナが4セット)

またまた、拡大画像です。

 

トップから中間部です。                    骨組みを浮き上がらせてみました。

 


土台の部分です。

 


東山スカイタワーから。手前は、NHK名古屋。


前回訪問時(2003年5月)には、展望台に登る時間がなかったので 2004年4月に再訪問し、展望台まで登ってきました。

展望台2階になる吹き抜けの「展望バルコン」からは、アンテナを間近に見ることができます。
特に、東海テレビのアンテナには、手が届きそうです。(すこしオーバー)
 


ここが展望バルコンです。金網で囲まれた吹きさらしです。この日は、快晴で、気持ちがよかったです。

確か2003年の暮れに、お札をばらまく、お騒がせがあったところです。高さ2mぐらいの位置だけ金網がなく、手が入る隙間がありました。
 



参考写真

すぐ上の写真もその隙間から撮ったものです。

それ以外の位置からは、金網が写り込みます。

 



南東側の脚に銘板を発見しました。
前回、見逃しました。

一階に、福岡RKB提供のスーパーターンスタイル
アンテナの一部が説明文とともに展示したありました。

 


なかなか名古屋へ行く機会がなかったのですが、アナログテレビ放送が終了後の2012年12月に、ようやく訪問できました。


名古屋テレビ塔では、2012年1月から4月までの間、
全館休業してアナログ設備の撤去をしていました。

そのため、外部だけでなく内部も、すっかり様子が変わっていました。

名古屋テレビ塔は、送信塔の役目を終えたことから、解体撤去も噂されましたが、アナログアンテナに変わり
デジタルアンテナが取り付けられ(アナログとデジタルで周波数以外の理由でアンテナ形状に違いはありませんが・・・)、
2012年4月にモバキャスが開局し、引き続きテレビ塔として機能することになりました。
(名古屋テレビ塔には、FMアンテナやテレビ各社の社内伝送用パラボラはありません。)
 

先端部のNHKアンテナがあった場所には、モバキャスのST8段が取り付けられていました。なぜか、
最先端部ではなく、少し下がった位置です。何か特別な意味があるのでしょうか。
先端部の横棒は、航空障害灯の電球取り替えのためのハシゴとして残してあると思われます。

 

一番左の画像は、モバキャスアンテナの拡大です。このSTは支柱とのバランスが悪く、きれいに見えませんね。(個人的な感想です。)

真ん中は、元CBCテレビのアンテナがあった位置です。スッキリしています。

右は、元東海テレビのアンテナがあった位置です。基台は残っているようです。また、NHK教育(Eテレ)と
メ〜テレのアンテナが付いていた翼のような4枚の板は撤去されています。
ということは、ほぼ完成当初の状態と思われます。

また、建物内部の大幅なリニューアルで1階は店舗になっていました。展望台受付は3階です。
 


前回訪問時に、鉄塔先端ばかりに目を取られモバキャス受信アンテナを見逃していました。2014年10月に再訪問し、撮影しました。

 


しばらく名古屋テレビ塔を訪問しないうちに、モバキャスが廃局になるなど、いろいろ変化がありました。

今回、匿名希望様より2021年12月撮影の画像が届きました。リニューアルされた内部も合わせて紹介します。

さらに2022年7月撮影の画像も届きました。

ページが長くなってきましたので、提供画像は別ページで紹介します。こちらからどうぞ。 上方のリンク先と同じです。
 


最後に、当方撮影で2004年4月のテレビ塔展望台から見た名古屋の風景をどうぞ。

 

 

 

放送所データ

アナログ

アンテナ形式 チャンネル 出力
NHK総合テレビ スーパーターンスタイル6段 映像 10KW
NHK教育テレビ スーパーゲイン14段4面 映像 10KW
CBC 中部日本放送 スーパーゲイン14段4面 映像 10KW
THK 東海テレビ 2ダイポール12段4面 映像 10KW
NBN 名古屋テレビ スーパーゲイン14段4面 11 映像 10KW

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

モバキャス名古屋送信所  214.714286MHz  25KW

モバキャスは、2016年6月末をもって廃局になりました。


東海地区の地上デジタル放送用の送信塔は、アンテナを設置するためのスペース及び強度の関係から、
「名古屋テレビ塔」「中京テレビ鉄塔」ともに無理があり、また、名古屋市東山地区は、都市計画法
等の制約により新たなタワーの建設が困難であるため、瀬戸市に6社共同の送信塔を建設しました。


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