送 信 塔 見て歩き
名古屋市 昭和区(中京テレビ鉄塔)
愛知県 UHF民放・FM 基幹放送所 2003年5月、10月、2014年10月撮影
名古屋の後発テレビ局(中京テレビとテレビ愛知)とFM3局は、昭和区の中京テレビ本社にある送信鉄塔から電波が出されています。
なお、アナログテレビ終了後は、ここからはテレビ電波は出されていません。
2014年4月からはInterFM
NAGOYAの電波が出るようになりました。
東山スカイタワーより
2003年5月撮影 |
2003年10月撮影 |
以下、2003年の画像は、晴れた日は5月、曇りの日は10月の撮影です。
名古屋テレビ塔から見た画像です。(手前左はNHK名古屋ビル)
この写真は、2004年4月撮影
鉄塔のアンテナ部です。 |
テレビアンテナは、上(赤)がCTV、下(白)がTVAです。 |
FMアンテナは、上下2組あります。上・NHK&FM愛知、下・ZIP−FM |
テレビアンテナの形式は、CTVが4L2列6段8面、TVAが4L2列4段8面です。
FMアンテナ形式は、2基とも2L2段1面+2L1段3面です。また、各社とも2mパラボラSTL受けです。
東山スカイタワーから見たトップ部です。 |
直下からのトップ部です。 |
よく見るとアンテナがもう1基あります。1段の白いのは、デジタル試験用とのこと。
FMアンテナ部です。 微妙に向きが違うように見えるのは、錯覚でしょうか。 |
中間部に双ループと思われるアンテナがあります。 何のアンテナでしょうか。 |
5月の画像には、このパラボラが写っていません。CTVの瀬戸デジタルタワー向けのSTLでしょうか?。
この画像は2003年10月撮影
2003年5月の訪問では、時間の関係で、中京テレビ本社裏側の送信設備局舎の訪問を断念しましたが、
10月に改めて訪問し撮影してきました。
正面の建物は、テレビ愛知の局舎らしいです?。 |
門に表札があります。 |
門の位置からFM愛知の局舎が確認できます。 |
鉄塔直下の局舎はCTVでしょうか。 |
もう一箇所鉄塔下に入口があります。
左側の奥はNHK局舎と思われます。右側樹木に隠れているのはZIP−FMの局舎と思われます。なお、局舎の情報は未確認の内容です。
CTV本社です。 |
屋上に大きなパラボラが2基あります。 |
愛知県の放送業界では、外国語FM放送を行っていた愛知国際放送(RADIO−i)が、2010年9月末に閉局するという出来事がありました。
しかし、その2年後の2012年10月に関東地区で外国語FM放送を展開しているInterFMが名古屋地区での外国語FMを再開すべく、
新局構想を発表しました。
そして、2013年11月に「エフエムインターウェーブなごや」として予備免許が下り、翌年(2014年)4月にIntreFM
NAGOYAの局名で
開局しました。
RADIO−iは、瀬戸市三国山に送信所を設置していましたが、IntreFM
NAGOYAは、名古屋地区のFM放送と同じく中京テレビ鉄塔に
アンテナを設置しました。
2014年10月にアナログアンテナが撤去されているかを含め見てきました。
アナログアンテナは撤去済みです。
CTVのデジタルSTLと思われます。 |
携帯電話のアンテナとエントラス回線のパラボラと思われます。
ところで、鉄塔の足元にも変化がありました。
門のところからFM愛知の局舎が丸見えです。 |
TVA局舎跡です。 |
FM愛知を隠していたのは、やはりTVAだったようです。
こちらの局舎に変化はありません。 |
右手前下がInterFMの局舎でしょうか?。 |
本社屋上のパラボラが1基になっていました。また、別のものに替わっています。
放送所データ |
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放送局名 | 空中線形式 | チャンネル | 出力 |
CTV 中京テレビ | 4L双ループ 6段8面 | 35 |
映像 30KW |
TVA テレビ愛知 | 4L双ループ 4段8面 | 25 |
映像 10KW |
タワーの地上高は、162mです。アンテナの海抜高は、CTVが221m・TVAが208mです。
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
放送局名 | 空中線形式 | 周波数 | 出力 |
NHK−FM | 2L双ループ 2段1面 1段3面 |
82.5MHz | 10KW |
FM愛知 | NHKと共用 | 80.7MHz | 10KW |
FM名古屋(ZIP−FM) | 2L双ループ 2段1面 1段3面 |
77.8MHz | 10KW |
InterFM NAGOYA | スーパーゲイン4段4面? | 79.5MHz | 5KW |
東海地区の地上デジタル放送用の送信塔は、アンテナを設置するためのスペース及び強度の関係から、
現在の「名古屋テレビ塔」「中京テレビ鉄塔」ともに無理があり、また、名古屋市東山地区は、都市計画法
等の制約により新たなタワーの建設が困難であるため、瀬戸市に6社共同の送信塔を建設しました。
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