送 信 塔 見て歩き
愛知県 ・ 中継局


稲武西テレビ中継局  2023年8月撮影

稲武西中継局は、豊田市稲武町竹ノ下の豊田市役所稲武支所に隣接する「豊田市シルバー人材センター稲武支所」の
裏側一番奥に、ポツンと設置されています。

2010年5月にデジタル化されましたが、アナログ中継局とは別の今の場所で開局しましした。

まずは、かつてのアナログ中継局の説明です。

アナログ中継局は、今のデジタル中継局の地点から西南西に約360m離れた豊田市武節町の城山神社境内に設置されていました。
(下をトンネルが通っている里山の北側斜面にあったようです。)

開局は、TVAを除き全社同時に1978年10月です。TVAは1991年4月に開局しています。パンザマストにボックスと云うミニサテ局です。
アナログ終盤では、全社共用の中継局です。
(状況がハッキリしませんが、1998年12月に機器を更新しているようです。その時にTVAも共用になった可能性があります。)

送信アンテナは、全社共用8素子リングアンテナ2段1面+8素子リングアンテナ1段3面の構成です。
(今は閉鎖されて見ることができないサイトの画像では、送信アンテナは、かなり変則的な構造になっていました。)

受信は、東南東に約700m離れた「大井平公園」の里山の山中に設置されていました。

受信アンテナは、周波数ごとに3グループに分かれており、VHFローchのNHK−Gと東海テレビは2波共用5素子八木2列、
VHFハイchのNHK−E・CBC・メーテレは3波共用8素子八木2列、UHFのCTVとTVAは2波共用16素子リングアンテナ2列2段です。

VHF局は名古屋テレビ塔、UHF局は東山タワーを受けています。(親局の送信点が名古屋市内の別の場所のためか、受信点が
VHF局とUHF局では、約80m離れた場所に設置されていました。(UHFが標高の高い位置)


敷地入口付近から見た遠景です。

 

全景を微妙に角度を変えて2枚。 周囲より、やや高い位置に設置されています。

朝方の訪問に付き、やや暗い仕上がりです。 露出に苦労します。

 


敷地の様子と鉄塔の見上げショットです。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

当中継局には、受信アンテナがありません。

アナログ時代と同じ場所での受信かもしれませんが、名古屋地区ではアナログとデジタルでは親局の位置が大きく異なりますので、
状況は不明です。

 


機器監視用アンテナがあります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 CBC THK メーテレ CTV TVA
チャンネル 46ch 48ch 44ch 42ch 40ch 38ch 36ch
出力 各局とも 0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 CBC THK メーテレ CTV TVA
チャンネル 20ch 13ch 18ch 21ch 22ch 19ch 23ch
リモコン番号 10
出力 各局とも 0.01W

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