送 信 塔 見て歩き
福井県 ・ 中継局


鯖江北テレビ中継局  2023年10月撮影、一部の遠景は2022年10月撮影

鯖江北中継局は、鯖江市四方谷町(しほうだにちょう)の橋立山山頂(標高261m)に設置されています。
北陸自動車道・北鯖江PAのすぐ東側の、中腹に「メガネマークとSABAE」の看板がある山です。

山頂は樹木で覆われ展望がまったくありません。
同じ尾根上には、福井県の低山の中で人気の文殊山(もんじゅさん)があり、酒清水(さかしょうず)登山口から登ると
橋立山はルート上にあります。文殊山山頂は、眺望が良いそうです。←今回は行きませんでした。
 

最初は、2022年10月撮影の遠景画像です。


鯖江市・西山公園展望台から見た文殊山・橋立山です。  画像右ふもとに北陸新幹線のトンネル出口が見えています。

 


拡大しました。 橋立山は手前右の山です。 画像左中腹にメガネの看板が見えます。

この方向からは、中継局の鉄塔は見えませんでした。

 


看板の拡大です。
 


ここからは、2023年10月撮影の画像です。


南側から見た橋立山の全景です。 手前は来年(2024年)3月開業の北陸新幹線です。

 


こちらは、西側からの山の全景です。(橋立山は、3つ見える頂の真ん中です。)

 


山頂のすぐ左側を拡大しました。 ここから、やっとアンテナが見えました。

なお、北陸自動車道を福井から敦賀方向へ走行中に、北鯖江PA手前で中継局アンテナが見えるポイントがあります。
脇見に注意してください。
 

当中継局のアンテナは、ふもとからは西側の一部方向からしか見えないようで、南側からは、まったく確認できませんでした。
 


ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。

開局は全社1971年12月です。(日付はバラつきがあるようです。)NHKと民放の2グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、グループごとに共用4L1段4面。
受信は、全社送信点でNHKは個別の8素子八木、FBCは3素子八木、FTBは90CR2列1段にて全社福井基幹局受けです。

それと、NHKでは1990年1月に送信チャンネルを変更し、さらに全社は同年12月に増力とパターン変更をしているようです。

2010年11月にデジタル化されました。 デジタルでもNHKと民放は別々に整備されました。

当中継局についての特記事項として、デジタル中継局開局前の2008年11月に、NHKでは鯖江河和田デジタル中継局へ
番組を伝送するためのTTL固定局を開局させています。
(当、鯖江北中継局のデジタル化は2年間も後回しにされていたことになります。)


それでは、現在の様子を直接訪問の画像で紹介します。


全景です。 周りは、樹木に覆われ、よい撮影ポイントがありません。
ようやく、空が開けている場所を見つけました。


NHK中継局から紹介します。

デジタル中継局は、局舎は新築、鉄塔はアナログからの継続のようです。


全景です。 右手前は民放中継局です。

 

送信鉄塔を角度を変えて2枚。

 

鉄塔上部です。 角度を変えて2枚。   90CRは親局(福井基幹局)受信アンテナ、プレートパラボラは固定局送信用です。
                         リングアンテナで鯖江河和田中継局をモニターしているようです。  

ここで、NHK固定局の説明です。
受信は、当中継局と共用の90CRにて福井基幹局を放送波で受けて、2波共用1.2mプレートパラボラにて鯖江河和田中継局へ
TTL伝送しています。回線距離は、5.7kmです。
民放2社の鯖江河和田中継局は、福井基幹局を直接受信していますので、NHK側に特別な理由があるのでしょうか。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。 1面のみチルトしています。

 


局舎です。

以前は扉に表示があったのでしょうか? 固定局のもの?

アナログ時代には、鉄塔を挟んで反対側にアナログ局舎があったようです。 

 


鉄塔基部です。支柱支えがあります。 あまり見ない形状です。

銘板です。 鉄塔はアナログからの継続です。

 


GPSです。
 


続いて、FBC・福井テレビ 2社共用中継局です。

デジタル中継局は、局舎・鉄塔ともアナログからの継続のようです。


全景です。 左奥はNHK中継局です。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。 こちらも1面のみチルトしています。

 


受信アンテナです。アナログ同様90CR2列と思われます。(2社共用?)

角度を変えて2枚。

 

局舎を角度を変えて2枚。 アナログからの継続と思われます。

局舎は、登山道には背を向けています。登山系ブログを見るとデジタル化当初は、樹木が伐採され、見通しがよかったようです。
10年以上経つと繁茂が酷いです。

 


表札です。

鉄塔の銘板です。 アナログからの継続と確認できます。

 


GPSです。
  


橋立山へは、2つの登山口があります。 有名なのは酒清水口ですが、今回は、東側の四方谷口から登りました。


車が5〜6台止められる駐車場があります。 登山口は、奥に白く見える所です。

 


ここが登山口です。 左奥の砂防ダムのほうへ進みます。

 


案内板です。

 


砂防ダムの左側に登山道があります。

 


登山口には、膝ぐらいの高さの獣除けの電線があります。
見え辛いので、注意して跨いでください。

 


この分岐は紛らわしいです。 細い道をそのまま進みます。 広い道(?)は、何か分かりません。

 


登山道は整備されており、ほとんどの場所が階段状になっています。

 


尾根に出ました。左から登ってきました。 奥(登ってきたほうから見て左)へ進みます。
駐車場からここまで、25分かかりました。

 


何か見えてきました。 局舎のようです。 登りきった分岐から10分です。

 


奥が酒清水口方向(少し先に橋立山の三角点があります。)

三角点手前から見た文殊山方向(今回、登ってきた方向)です。

NHK中継局のすぐ横が登山道です。 支柱が跨いでいます。 民放中継局は、登山道から、わずかに離れています。

 


三角点です。 奥に中継局があります。

山頂部は、まったく展望がありません。 なお、平地になっていますので、シートを敷けば休めます。
ベンチ等はありません。
 



こちらは、北陸自動車・北鯖江PAから見た「酒清水登山口」です。(中央フェンスの右側) 手前の川は、浅水川です。

 


酒清水登山口です。 正面奥に進みます。 ここは湧水を汲みに訪れる人も多く居るそうです。

 


案内板です。
 



別角度から見た橋立山です。 手前はJR北陸本線です。特急列車も見納めです。 ちょうど電車が来たので撮影しました。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 FBC FTB
チャンネル 27ch 35ch 31ch 29ch
出力 各局とも

10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって放送を終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 FBC FTB
チャンネル 38ch 40ch 36ch 32ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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