送 信 塔 見て歩き
福井県 ・ 中継局


鯖江河和田中継局  2021年4月撮影

鯖江河和田中継局は、越前市東庄境町の八幡山(標高・229m、三角点もあります。)の山頂部に設置されています。

最初にアナログ時代の様子です。
開局はNHKが1966年11月、FBCが1967年9月、FTBが1985年7月です。 (FBCは、アナログ時代には局名を単に河和田と名乗っていました。)
1960年代の開局に付き、NHKとFBCはVHF波での送信です。

NHKと民放の2グループに分かれて設置されています。
鉄塔は、NHKは支柱式14m、民放は四角鉄塔27mです。(この高さの違いで、ふもとからNHK鉄塔の見えるポイントが限られます。)

送信アンテナは、VHF組は、個別の3素子八木1段3面、FTBは4L1段4面です。(NHKでは、Eが上段、民放ではFTBが上段です。)
受信は全社送信点で、VHF組は足羽山基幹局、FTBは(武生)新宮中継局受けです。

なお、NHKは1998年11月に、FBCは1999年7月に、それぞれ送信アンテナの向きを調整しているようです。

2008年12月にデジタル化されました。

それでは、現在の様子を遠景画像で紹介します。



南側から見た山の全景です。

 


北側から見た山の全景です。

 


南側からの鉄塔の全景です。

北側からの鉄塔の全景です。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 

受信パラボラを角度を変えて2枚。

資料では、民放2社の受信は個別の3mプレートパラボラで足羽山基幹局放送波受けになっていますが、2基のパラボラが違う向き
(しかもグリッドパラボラ)なので、状況が判然としません。

足羽山の鉄塔位置がFBCとFTBでは、離れているため角度を付けているのか、どちらかの親局が鯖江北中継局なのかだと思われます。
(当方の印象では、後者と考えています。)
  


ところで、資料では、当デジタル中継局は、アナログ設備をそのまま再利用です。(NHKと民放は、別々の設置。)
となると、NHK鉄塔が見えません。
 

と云う訳で、見えるポイントを探しました。

この付近からのみ見えるようです。

 


2基の鉄塔の拡大です。

 


民放アンテナです。

NHKアンテナです。

微妙に別角度から。

送信アンテナは、それぞれ共用4L1段4面です。

NHKの親局受信は、3mプレートパラボラにて鯖江北中継局に併設の固定局からのTTL受けです。


ハイキングで訪れる人もいる山らしく、いくつかのブログに掲載があるほか、グーグルストリートビューにはNHK中継局前で撮影された
360゜ビューの画像がUPされています。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 FBC FTB
チャンネル 1ch 5ch 7ch 37ch
出力 3W 3W 3W 10W

アナログテレビ放送は2011年24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 FBC FTB
チャンネル 46ch 48ch 44ch 42ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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