送 信 塔 見て歩き
福井県 ・ 中継局
一部、K様提供の画像があります。
三国テレビ中継局 2008年7月 撮影(K様提供)、2017年2月撮影
三国中継局は、景勝地で有名な「東尋坊」から県道を挟んで すぐ南東側の高台にあります。
当中継局の開局はNHKとFBCが同時に1969年12月、FTBが1974年12月です。FM福井の開局は1996年3月です。
また、NHKは1985年11月に機器を更新。FBCは1997年11月に機器を更新。FTBは2002年11月に局舎と機器を更新しています。
それでは、まずアナログ時代の様子をK様提供の画像で紹介します。
全景です。
局舎は各社個別(FM福井はNHKに同居)で、鉄塔は全社共用です。
当中継局では、NHK−FMは開局しておらず、民放FMのみが中継局を設置しているのは珍しいです。
上記画像の左からNHK、FBC、FTBの各局舎です。
送信アンテナです。 |
別鉄塔のFTBの受信アンテナです。 |
送信アンテナは、すべて90CR2段1面(垂直偏波)。上からNHK2波共用、FBC、少し離れてFTBです。
その下の5素子八木(垂直偏波)はFM福井の送信アンテナです。
手前の受信アンテナ群を拡大しました。
受信は各局個別でNHKとFBCは、チャンネルごとに8素子八木2列、FTBは90CR2列、FM福井は5素子八木にて、全局
足羽山受けです。
受信チャンネルから見て、手前の2基はNHK−E、その奥
両左隣の2基はNHK−G、画面中央
送信鉄塔前の2基はFBC、
その右下の5素子はFM福井の各受信アンテナと思われます。
ここからは、当方の撮影及び訪問記です。(一部、比較のためK様提供の画像があります。)
なお、日の出時刻の訪問につき、若干暗い画像があります。ご了承ください。
2017年2月に初めて直接訪問をしました。10年前にも近くまで行ったのですが、場所が分からず、
その後、場所を確認するも長らく放置しておりました。
中継局は、通りから100mほど東に入った林の中の高台にありました。以前は何もない場所だったと思いますが、
最近、別荘地(?)が造成されたようです。(建物は1軒新築中でした。)
県道からの進入路も二車線のアスファルト道路となっており、ここで合っているのか戸惑いました。
今回、当方が撮影した全景です。 |
K様撮影のアナログ時代の様子です。(再掲載) |
当中継局は、2008年12月にデジタル化されています。
デジタル中継局はアナログからの継続使用です。(NHKが鉄塔と電源局舎を新築。その他の局舎・鉄塔は継続使用です。)
なお、アナログ設備は、すべて撤去済みでした。
NHK&FM福井 中継局
受信は、下段の2mブレードパラボラにて足羽山放送波受けです。 また当中継局には、TTL固定局が併設されています。 左向き2mパラボラは福井国見中継局送り、小さいほうは福井川西中継局送りと |
さらに局舎です。こちらは今回撮影、手前に電源局舎が新築 |
こちらは、K様提供のアナログ時代の局舎です。 |
アナログ時代、壁面にあった据え付けタイプのロゴは外されています。
表札です。 |
鉄塔の銘板です。 |
NHK局舎から民放鉄塔に延びるラックです。 FM福井のものです。 |
垂直八木は、FM福井の送信アンテナです。 |
鉄塔前には5素子八木のFM受信アンテナがあります。
民放(FBC,FTB)中継局
送信鉄塔です。 |
送信アンテナの拡大です。 |
アナログ送信鉄塔は民放のデジタル鉄塔になっています。
アナログ時代の画像と比較すると、先端部にあったNHKアナログアンテナが撤去されています。
取り付け位置が変わっていないのでアナデジ兼用タイプなのでしょうか。
アナログ時代と同じく、上がFBC、下がFTBです。
見上げてみました。 角度を変えて2枚。 |
アナログ時代からの受信アンテナを見ると、足羽山からの電波は、この地点ではVHFは地上で受信できますが、UHFは高さが必要なようです。
鉄塔下部にGPSがあります。
なお、民放側には表札や看板、ロゴ等がなく、所属が合っているか最終確認は取れていません。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | FBC | FTB | |
チャンネル | 51ch | 49ch | 53ch | 55ch | |
出力 | 各局とも | 10W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
FM福井 86.3MHz 10W NHK−FMは、送信していません。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | FBC | FTB | |
チャンネル | 29ch | 26ch | 30ch | 31ch | |
リモコン | 1 | 2 | 7 | 8 | |
出力 | 各局とも | 3W |
実質、増力の中継局です。
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