各種報道などからの「今回の事故のまとめ」です。
2018年1月10日
午後6時40分ごろから12分間石川テレビが停波、いったん回復するも、今度は午後7時過ぎにMROが停波。
その後、石川テレビも再び停波。
午後7時35分ごろ石川テレビ社員から「テレビ塔で火花」との内容の119番通報。
同社社員が最初の停波後、鉄塔内部を確認したところ煙が出ていたとのこと。
高さ130〜140mの場所でケーブルとアンテナの一部が焦げていたとのこと。
送信用のケーブルは2本あるが2本とも焼けたとのこと。(送信ケーブルは、直径15cm)
★ケーブルが焼けていたのは、70mの場所との報道もありますが、その後の展開から?です。★
金沢市内では、10日午後2時23分に落雷を観測、この時の雷が鉄塔に直撃した可能性が高いようです。
衝撃で石川テレビの本社が揺れたとのこと。
同社では、この落雷で発火し、少しずつ燃え広がったとみているようです。
また、鉄塔側面には、焦げた跡が確認できないため、落雷は先端から130m付近までの間にあったものと
推定されるとのことです。
なお、金沢ケーブルネットでは、仮アンテナによる復旧に先立ち、石川テレビが10日午後11時41分に、MROテレビが
11日午前0時4分にそれぞれ先行復旧しています。
これは、金沢市南町の本社に放送電波を受信するパラボラを急遽設置し対応したらしいです。
また、金沢ケーブルネットに加え、提携しているケーブルテレビでも同時に復旧したらしいです。(提携ケーブルテレビ会社との間は、
北國新聞ニュースの配信などで、ラインが繋がっているようです。)
受信パラボラの設置は、両テレビ局からの要請に基づくものとの報道もありました。
総務省からの資料では、仮アンテナでの復旧が10日午後11時16分となっており、上記時間と合いません。(3月5日追記)
★どのような電波を受信したのか、金沢ケーブルと提携するケーブル局との間の伝送方法については、新聞では掲載がありません。★
一部情報では、金沢ケーブルはエリア放送を受信したらしいですが、まずもってどんな免許なのか、どこに送信アンテナが
あるのか等、まったく不明で疑問だらけですが、深夜に電波が復旧したことに間違いはありません。
なお、観音堂町と南町<香林坊>は距離が近いので、高性能アンテナを使うと微弱電波も受信可能かもしれません。
また、この電波はデータ放送には未対応との情報もありました。←ネットに、この時の画像が上がっていました。(やはり、エリア放送のようです。)
注・金沢ケーブルの本社は、北國新聞本社内(南町)。エリア放送で12セグの放送もできます。
朝日新聞の11日午前9時8分のネット記事では、50W復旧前の時間にもかかわらず、「仮設の送信設備により狭いエリアでは
放送を再開している」と書いていますので、普通のテレビで受信できる本放送と同じ14ch、16chと思れます。(すべて未確認です。)
過去に石川テレビは、エリア放送の免許を受けていた時期があるようですが、MROについては、それは無く、どんな機材かも不明です。
本社と送信所が隣接する石川テレビの場合は、何らかの方法で本社屋上等から送信することは可能と思われますが、
MROの場合、本社と送信所が離れているにもかかわらず、石川テレビと ほぼ同様に放送を再開できたのは、STL受信パラボラと
送信局舎に被害がなかったためと思われます。
★★★ 後日、落ち着いた時点で状況を時系列で公表していただければありがたいです。★★★
1月11日
午前10時23分ごろに応急的な復旧作業が終わり、仮アンテナから50Wにて送信が開始される。
同時に、停波していた中継局も全局復旧。
★MROのHPでは、復旧した中継局は「鶴来、鳥越、尾口、白峰、山中、大聖寺、塩屋および白山下、片山津、小松尾小屋、
小松金平、津幡竹橋、加賀東谷口地区など」としていますので、羽咋と富来は停波しなかったようです。
(などの表現が微妙ですが、大きな中継局なので、停波していたら書くと思います。)★
後日、総務省から発表の資料では、停波した中継局は上記以外に、もう1局 粟津があり、合計14局です。 ← 3月5日追記
この日の復旧は、関西テレビから緊急用アンテナを借り受け、130m地点に2基あるFPUドームのうち市内側に面しているものの
内部に仮アンテナを設置し、50W出力で仮復旧したと思われます。(アンテナ設置場所については、確認が取れていません。←その後、
総務省からの資料で、上記の通りと確認 3月5日追記)
ケーブルのうちの1本は、130mよりも下の部分では被膜しか焼けておらず、緊急用のアンテナとつなぐことができたそうです。
放送再開まで時間がかかったのは、
・ 悪天候のため消火活動ができず自然鎮火を待ったこと(午前6時前に鎮火を確認)
・ 再び落雷の可能性があったこと
・ 焼けたケーブル被膜から発生した有毒ガスの危険性により、鉄塔上部へ近づけなかったため とのことです。
同時刻、福井県越前市の丹南ケーブルテレビでもMROテレビの再送信を再開したとのことです。
(福井県のケーブルテレビでは、石川テレビの再送信は行われていません。←受信点がどこかは分かりませんが、
高性能のアンテナを使うと50Wでも不安定ながら受信できるようです。)
★ところで、10日午後7時ごろの放送中断時の様子を新聞記事では、加賀全域と能登の一部で放送中断となっています。
石川県の民放各社の番組伝送は、基幹局からの放送波を繋いでいますので、能登地方への伝送を瞬時に予備回線に
切り替えたのか、あるいは現在は、七尾局へは光ケーブル伝送になっているのかもしれません。(未確認です。)
また、羽咋以北は光ケーブルで対応とありますが、羽咋・富来の2中継局が含まれるのかは未確認です。★
★当方が把握している基幹局からの番組伝送ルートは、石川民放各社は、すべて放送波中継にて繋いでおり、羽咋局と
七尾局はそれぞれ個別に基幹局を受信しています。また、富来局も直接基幹局を受けています。
七尾局のみ光ケーブル対応の場合は、そこから先の能登地方の中継局は全局画像が出たと思われますが、能登地方に
含まれる羽咋・富来の2局も予備で七尾局を受信する設備があるのかは、未確認です。
一方、加賀地方の中継局は、予備回線がなく全滅です。★
羽咋・富来の2局については、状況は未確認です。 ←
受信ルートは未確認ですが、停波しなかったらしいです。
その後、総務省からの資料には、羽咋・富来の2局は停波した局の中にはありませんでした。(3月5日追記)
★と云うことは、能登地方では停波がなかったことになります。★
1月12日
金沢ケーブルネットでは、テレビ局側の仮復旧(50W出力)に対応するため、午前3時50分から4時までの間の約1分間放送を
中断させ、切替作業を行いました。 (ケーブルテレビ視聴では、この時間までは番組表からの予約ができなかったようです。
時間指定予約のみ可能?)
★やはり、通常とは異なる電波が出ていたようです。★
午前に、90Wに増力
また、よりパワーの大きな仮設アンテナを設置するため、機材の手配を急いでいるとのこと。
1月13日 状況に変化なし 1月14日 〃 1月15日 〃
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![]() |
![]() この2枚は、1月14日撮影の鉄塔の全景と鉄塔基部です。 |
1月16日
北陸総合通信局は、北陸放送と石川テレビ放送から口頭で申請があった空中線電力(送信出力)の指定、並びに送信空中線
(送信アンテナ)及びその設置高の変更について、臨機の措置により口頭で許可しました。
「現時点では送信鉄塔の火災に伴い、代替の送信空中線(90W)で放送していますが、高出力が可能となる送信空中線(1kW)を
より高所に設置し、空中線電力を増力しようとするもの」とのことです。
MROのHPによると、本日午前に高性能なアンテナが現場に到着しました。
17日深夜から18日未明にかけてアンテナの取り付け工事を予定。
その後、電波の測定や調整を行い、順調に進めば、1月18日の放送開始から出力1KWで放送を開始する予定、とのことです。
これにより、ほぼ事故前のエリアをカバーできると思われますが、やはり本アンテナにも損傷があるようで、これで作業が
終了したわけでなく、さらに復旧工事が続きます。
1月17日
送信鉄塔の高さ145m地点に1KW出力の仮設アンテナの設置作業中
1月18日
朝、確認すると、今までは、まったく受信できませんでしたが、電波が出ていることが確認できるようになりました、
増力されたようです。
ただ、当方の受信設備では、まだ画像が出るレベルではありません。番組表も取得できません。
★昨日まで正常に映っていたNHK金沢−Gがなぜか不調なため、当方のアンテナ設備に問題がある可能性があります。
他のNHK金沢−E、テレビ金沢、HAB
は正常なため、アンテナを見ていないので状況は不明です。なお、大雪のため、
点検・調整等は、現時点ではできません。★ ←
その後、当方のアンテナには異常はないことを確認。
両社HPや北陸総合通信局HPなどから、朝の放送開始時より1KW出力での送信を確認しました。
1月19日
朝、確認すると、NHK金沢Gのレベルが回復しており、画像が出ています。
なお、MROと石川テレビについては、、昨日より若干レベルが上がっていますが、依然として番組表も取得できない
状態です。
★NHK−Gのレベル変動については、当方自宅のアンテナの問題と云うより、近隣から電波障害または、積雪の影響
を受けているような気がします。★
1月20日
現地まで行って確認してきました。 今度の仮アンテナも内蔵タイプらしく、外部からは確認できませんでした。
津幡方面で受信確認を行いました。1KW出力とのことですが、事故がなかったNHKなどと比べ、郊外では、
明らかにレベルに差があります。
前回同様に道の駅と、少し高台にある運動公園で受信しましたが、NHKなどの4チャンネルは、ほぼどこでも
受信できましたが、MRO・石川テレビは、受信できるポイントが限られます。
自宅受信(富山県高岡市)でもレベル差が大きいですので、アンテナでの出力は80%ぐらいではないかなと感じます。
この違いは、アンテナの性能なのでしょうか。また、石川テレビのほうが、若干電波が強いように感じました。
1月30日に総務省で開かれた「放送サービスの未来像を見据えた周波数有効活用に関する検討分科会(第1回)」で
配布された資料(資料1−6)の中に、参考資料として一番最後に「石川民放2社(石川テレビ放送及び北陸放送)に
おける放送事故(重大事故)の概要」と云うものが綴じられています。
それには、1月18日現在の情報が書かれており、ネット上に公開されています。
中身は、親局への落雷が原因で火災が発生し、親局が停波したのに伴い14中継局も同時に停波した事故の概要です。
送信鉄塔の図面も掲載され、本アンテナは、「損傷により使用不可」と記載されています。
また、図面には仮アンテナの場所や使用日時も書かれてあります。
仮アンテナ@
1月10日23:16〜1月11日10:23ごろに使用された最初の仮アンテナ(50W出力)は、鉄塔の一回り太い部分の先端
(地上70m付近)に設置されました。
★新聞報道では、微弱な電波と書かれていましたが、実際は50Wだったようです。(これはエリア放送の出力ではないですね。)★
仮アンテナA
1月11日10:23には、地上約130m地点にあるパラボラドーム内に設置された仮アンテナからの送信に切り替えられました。
★このアンテナは、関西テレビから急遽借りたアンテナのことと思われます。★
当初は、50W出力でしたが、翌12日には90Wに引き上げられました。
仮アンテナB
1月18日04:45〜
本アンテナのすぐ下(地上約150m地点)に仮設アンテナが設置され1KWにて送信開始
★多分、以前はモバキャスのアンテナが取り付けられていた場所に設置されたものと思われます。
石川テレビ鉄塔の送信アンテナは、カバーで覆われているため、外部から設置の様子が確認できません。★
また、図面では、火災損傷個所として地上約120m〜140mの場所が示されています。(パラボラドーム下から
本アンテナ下までの辺り)
影響世帯は、1月12日時点で約2万世帯と想定(最大影響世帯は約38万世帯) 1月18日時点では、約3700世帯と
石川テレビが公表しているとのことです。
2月9日
石川テレビとMROは「重大事故報告書」を総務省北陸総合通信局に提出しました。
報告書によると、1月10日午後0時11分ごろ、送信鉄塔側面に落雷があったとのことで、当初の午後2時ごろより
2時間ほど早かったことになります。
どのような火災だったかは、2つの可能性が示されています。
@高さ110〜120m付近に落雷し、放電(スパーク)が発生し、鉄塔内のケーブルが燃え、アンテナが損傷。
A高さ130m付近に落雷し、FPUケーブルに電流が流れ発火。
消防の実況見分では、FPU装置の避雷器盤が最も激しく焼けているが、火元の特定はできていないとのこと。
今回の事故では、約15時間、最大38万世帯でテレビが視聴できなくなり、この日現在でも、少なくとも540世帯が
視聴できないままとしています。そして、8月末までに完全復旧を目指すとのことです。
また、今後の対策として、側面への落雷を防ぐ避雷針や光電式煙感知器の設置、FPU避雷器の強化、ケーブルを
燃えにくい素材に変える、などを検討し、来冬までに再発防止策を講じるとしています。
石川テレビの社長は、この日報道陣に「開局当初から雷との闘いを続けてきたが、今回は、その対策をはるかに
上回る雷のパワーだったと理解している」と述べています。(北陸中日新聞より)
この時点で、高岡市の我が家での受信状況に変化は無く、依然としてMROと石川テレビは、視聴できないままです。
また、1月20日以降、2度、金沢市へ行きましたが、津幡町周辺での受信状況も同じように感じます。(2局が弱いまま)
公式発表で、まだ540世帯に受信の不具合があるとのことですので、中継局受信で対応できない、基幹局エリアの端の
場所なのでしょうか。
3月3日
天気が良かったので、久しぶりに、石川テレビ鉄塔直下まで行き、状況を見てきました。
工事はしておらず、また資材等もありませんでした。(復旧に向けた工事の予定は、まだ無いようです。)
8月末までの復旧を目指すとのことですので、アンテナメーカーへ発注し、現在製作中なのだと思われます。
テレビ送信アンテナは、各社ごとの特注品で注文から納品まで半年ぐらい掛かるもののようです。
3月6日
総務省北陸総合通信局は、2月9日に提出された「重大事故報告書」を受け、早期の完全復旧と再発防止策の
徹底を求める行政指導をしました。その内容は、
@速やかに免許状に記載されている放送区域を回復すること。
A再発防止策を策定し、着実に実施すること。
B放送区域が回復するまでの間、今般の事故によりテレビジョン放送の視聴が困難となった世帯に対して、
当該報告書に基づき受信改善等の視聴者対応を行うこと。
と云うものです。
また、事故原因の調査がまとまり、再発防止策を実施した際には、追加の報告をするように求めました。これは、
「重大事故報告書」では、事故原因は調査中で、再発防止策についても検討段階とされていたためのもの。
石川テレビによれば、現時点でも約400世帯が両方またはどちらかのテレビ番組が視聴できないそうです。
北陸総合通信局より「事故報告書」の概要がHPにUPされていますので紹介します。
新聞記事からの情報と報告書とでは、細かい部分に違いがあります。
発生日時 | 2018年1月10日(水) | |
停波時間 | 石川テレビ 18時39分〜23時10分 | |
MROテレビ 18時59分〜23時10分 | ||
事故の影響 | 石川県内の約38万世帯 | |
状 況 (2社共用の設備に付き、共通です。) | ||
発生場所 | 石川テレビ所有の送信鉄塔(親局送信所) | |
停波したのは、親局(観音堂) と 津幡竹橋、粟津、小松尾小屋、小松金平、大聖寺、山中、塩屋、 | ||
加賀東谷口、片山津、鶴来、鳥越、尾口、白山下、白峰 の14中継局 | ||
復旧状況 | 1月10日23時10分 UHF連絡無線用アンテナによる仮復 (50W) → 送信所周辺の世帯で復旧 | |
1月11日10時23分 緊急用可搬型平面アンテナによる仮復旧 (50W) | ||
→ 停波していた14中継局が復旧。 残る影響世帯数は、2万7千と推定 | ||
1月12日11時15分 出力を50Wから90W → 残る影響世帯数は、2万と推定 | ||
1月18日 放送開始時刻から、仮設4Dアンテナにより仮復旧 (1KW) | ||
→ 電界強度測定などの調査結果より、残る影響世帯数は約2千と推定 | ||
8月末に本来のアンテナと同等品により復旧の見込み | ||
![]() これが、最初に使われた、UHF連絡無線用アンテナ でしょうか。 未確認です。 |
![]() 拡大しました。 この2枚は、3月3日撮影。1月14日時点でもありました。 |
発生原因 | 1月10日12時12分ごろ、送信鉄塔側面の | |
高さ120m付近に落雷し、放電(スパーク)がケーブルとの間で発生し発火。もしくは、 | ||
高さ130m付近のFPU装置または、その付近に落雷し、FPU関係のケーブル等に雷電流が流れ、 | ||
塔内に設置のFPU避雷器盤を損傷または、FPU関係のケーブルに発火したのではないかと推測。 | ||
その後、塔内に設置されている照明設備等の各種ケーブルに延焼し、最終的には、鉄塔最上部に | ||
設置されていたテレビ送信アンテナの分配ケーブル等を損傷、テレビ送信アンテナも損傷し | ||
停波に至ったもの。 | ||
なお、発火原因と火元については、引き続き調査中とのこと。 | ||
再発防止策 | 2社共通の対策として、 | |
避雷針等の設置 (3月ごろまでに方針決定、11月までに対策) | ||
監視カメラ、鉄塔構造に適した煙感知器等の設置 (5月までに対策) | ||
石川テレビによる対策として、 | ||
放送用以外のケーブル類をアース接続した金属製ダクトに収容 (送信アンテナ復旧時に対策) | ||
FPU避雷器の耐電圧、耐電流の強化 (FPU復旧時) | ||
鉄塔内ケーブル類やボックスのアースの取り付け方の検証 (順次) | ||
高難燃性ケーブルまたは、光ファイバーケーブルの使用 (順次) | ||
それと、再発防止策ではないが、予備アンテナの導入 (今後の検討課題) としています。 | ||
ケーブルテレビ視聴者への対応 | ||
石川テレビでは、1月10日23時40分から、MROテレビでは、1月11日0時4分から | ||
金沢ケーブルテレビネットへ放送用映像と音声の無線伝送を開始し、同社と加賀テレビ、加賀ケーブル | ||
テレビ、かほく市ケーブルテレビ、津幡町ケーブルテレビ、宝達志水町ケーブルテレビの視聴者の受信を回復 | ||
今後の実施体制 (2社共通) | ||
仮設4Dアンテナ(1KW)による仮復旧後も視聴困難な世帯に対しては、2社で対応策を協議して対策を | ||
実施することとし、石川県電器商業組合に対策工事を業務委託。 | ||
対策の手法としては、状況に応じて、宅内配線の調整、ケーブルの交換、受信アンテナの方向調整または交換、 | ||
受信ブースターの設置または交換などを実施。 | ||
スケジュール(予定) | ||
2月6日 石川県電器商業組合に対策工事を業務委託 | ||
2月7日〜 視聴困難世帯への対応 | ||
3月ごろまで 落雷対策の強化方針の決定 | ||
5月ごろ 防火対策 (監視カメラ、煙検知器等の設置)の実施 | ||
8月ごろ テレビ送信アンテナの復旧、防火対策(ケーブル類の金属ダクト収容等)の実施 | ||
11月まで 落雷対策(避雷針の強化)の実施 | ||
3月7日
2月後半から3月初めまでは、動きが無く静かでしたが、なんだかバタバタしています。 下記の件は、今回取り上げている
放送停波事故とは関連がありませんが、石川テレビの事故として取り上げます。
きょう(7日)夜の石川テレビの番組「おじゃMAP」放送中の午後7時20分から5分間、番組が中断して、系列局の福井テレビからの
素材受信画面やら風景が流れる事故があったようです。
ただ、共同通信の記事では「ニュースの映像素材を受信する際、誤って放送する回線で受信したため、映像素材が放送された。」と
なっており、意味不明です。←これだと、福井テレビからの素材が録画できず、おじゃMAPが録画されただけで、映像素材が放送に
乗ることはないと思います。
北陸中日新聞の記事では、福井県内で発生した石川県関係のニュース素材を福井テレビから受信するための予約操作を誤って、
福井テレビからの画像が、その予約時間の5分間直接放送された、ような書きぶりです。
(予約時間が終わったので、自動的に
元に戻ったらしいです。)
ネット上にUPされている事故画像を見ると、状況は、まず「福井テレビからの素材を収録してください」、と云う字幕スーパー出たので、
慌てて(石川テレビ側で)風景画像に切り替え、本編が終わると、「福井テレビ報道サブ」と表示のカラーバーに戻ったという流れのようです。
結局のところ報道では、事実はどうだったのか、よく分かりません。
と云うのは、報道部で何らかの機械操作を誤っても、それが直接放送画面に影響するものなのかと・・・。(緊急ニュースの操作でも
しないと、割り込まないと思いますが・・・。でも、緊急ニュースの放送時間を予約できるものなのか・・・。)など、疑問だらけです。
今回の件は、1月の事故とは無関係の問題ですが、もっと深刻な内容を含んでいるような気がします。
当方の見解では、報道部で
ある誤った手順で機械操作をすると、素材回線で送られた画像が、そのまま緊急ニュースとして割り込みで
放送される仕組みになっているのではと考えます。
7月2日
3月以降数回、金沢市へ行き石川テレビ鉄塔の様子を見てきましたが、特に変化は感じられず新規掲載をせず、当コーナーも
休止状態でしたが、ここへ来て、復旧の発表が両社のHPに掲載されました。
当初の予定よりも早く8月1日の放送開始時より完全復旧するとのことです。今後は、過大入力によるブースター障害への対応が必要と
思われます。
なお、7月3日時点での放送では、当地・高岡での受信レベルは低いままで、まだ番組表も取得できていません。
8月1日
けさの放送開始より、1月10日以前の状態に復旧しまたした。当地・高岡でも石川テレビ・MRO両局の画像が見えるようになりました。
なお、夏場は混信等により電波状態が悪く金沢からの電波が受信しづらく、早朝の放送開始画面は確認できましたが、午前6時半以降
この両局を含め全局ほぼ見えない状況です。
同日、北陸総合通信局は、放送法に基づき送信アンテナの復旧状況を確認のため立入検査をしました。検査の結果、送信アンテナは
事故前と同じ仕様であると確認するとともに電波の強さも事故前と同じレベルに回復していると確認したということです。
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8月2日
本日付の新聞にも上記の件が掲載され、新たな情報もありますので、抜粋して掲載します。
当方が読んだのは、北陸中日新聞(富山版)と北國新聞12版です。主に北國新聞からの情報です。
まず、新しいアンテナやケーブルの取り付け工事は、7月29日までに完了したとのことです。
今回の事故は、雷が上から下ではなく横に走ったようです。
これを受け、再発防止策として横に延びる避雷針(記事ではこのような表現になっていますが、どんな形状なのか不明です。)と、
鉄塔内に監視カメラと煙感知センサーを雷が多くなる11月ごろまでに設置予定とのことです。
今回使用されたアンテナについても書かれています。
「業務用無線」「関西テレビの中継用」「業者の試験用を仮設アンテナとして使用」←これが7月31日まで使われていたものと思われます。
★ 1月18日から使用していた仮設アンテナは、業者(アンテナメーカー?)の試験用アンテナだったようです。
7月31日までと8月1日の出力が同じであれば、アンテナの性能差は大きいですね。(エリアが1.5倍ぐらい違うような気がします。)★
そして、一番最初の伝送方法についても
こんな風に書かれています。(内容が、よく理解できないので、北國新聞の記事原文のまま)
「さらにケーブルテレビ網も有効だった。石川テレビとMROはキー局から受信した映像と音声の情報を中継用のアンテナで
金沢ケーブルネットの入る北國新聞会館18階へ向けて飛ばし、約38万世帯のうち、12万世帯で視聴できるようになった。」
★ まだ、状況や設備について理解できませんが、かなり特別な緊急対応のようです。 ★
12月6日
きょう、北陸総合通信局より1月10日夜に発生した石川テレビ鉄塔の落雷事故に対する再発防止策について、先の報告書の内容通りに
対策がなされているか、立入検査が行われました。その結果、再発防止策がすべて実施されたことを確認したということです。
内容は通信局のHPをご覧ください。
http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/press/2018/pre181206.html
当方は、これに先立ち
11月24日に現地を訪問しています。
どのような対策がされたのか、外部から見える部分について対策前の5月26日撮影の画像と見比べてみます。
![]() 対策前の全景です。 5月 |
![]() 上部を拡大しました。 5月 |
![]() レドームの上にリングが取り付けられています。 11月 |
送信アンテナの少し下の位置に楕円形の避雷針が取り付けられています。
![]() 上部避雷針の拡大です。 |
![]() もう1か所、中間部にも円形の避雷針が取り付けられています。 |
8月の新聞報道にあった「横に延びる避雷針」とは、送信鉄塔の円柱を囲むリング状の避雷針のことでした。
このほか、外部からは見えませんが、塔内部には監視カメラや煙感知センサーが取り付けられたものと思われます。
当方の見解とまとめ
今回の事故、落雷自体は防げられなかったにせよ、その後の火災が長時間停波の原因になりました。
鉄塔が筒状なために内部での火災発生に気付くのが遅れ、最初は無傷だったと思われる送信ケーブルが焼けたのが痛かったですね。
普通の鉄塔のように、外から丸見えだと火災に気付くのも早く、消火も簡単だったと思われます。落雷が多い地域では、筒状の鉄塔には
思わぬリスクがあることが分かりました。
ところで、アナログテレビ時代には、NHKとMROは野々市からの送信でした。デジタル化でUHF送信所の観音堂町に移転したわけですが、
NHKはテレビ金沢・北陸朝日放送との相乗り、MROは石川テレビとの相乗りを選択しました。
両社は、どのような判断基準で移転先を決めたのかは知りませんが、明暗を分けました。(NHKには予備施設がありますので、基幹放送所が
ある程度停波したとしても、ここまでの騒ぎにはならないでしょうが・・・。)
以上で、2018年1月10日のITC鉄塔で起きた落雷による長時間停波事故についての報告を終わります。 最終記入 2019年1月6日
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