送 信 塔 見て歩き
石川県 ・ ラジオ中継局


MRO七尾ラジオ中継局  2024年5月撮影

当中継局への訪問は、19年ぶりとなります。すぐ横の道路は能登半島方面の取材で何度か通りましたが、
ラジオ中継局は変化が無いことが多く、放置しておりました。

しかしながら、MROでは中波ラジオのFM転換の影響検討のため、8月1日から運用を休止しますので現状確認をしてきました。
(地震の影響で4月1日からの予定が8月からになりました。また、休止は2025年1月31日までの予定です。)

当中継局は、市街地のはずれの丘の上にあります。この辺りは、道路ができたり商業施設も進出し、風景がずいぶん変わりました。
分かりにくい場所にあったのが、今は道路からすぐの場所になっています。
 



ふもとから見た遠景です。

 

全景です。

当中継局の開局は、1956年3月です。NHK七尾ラジオ中継局よりも約2か月早い開局です。

当方サイトに訪問の方はご存知かと思いますが、当中継局には、以前「JOMO」と云うコールサインが付与され、
本局のコールサイン「JOMR」と組み合わせたMROと云う記号を、北陸放送の局名略称として使っています。
このような例は、他には無いと思われます。
 


合成画像で、敷地の広さを表現してみます。


 


 


 



遠方に建物と高いアンテナがが見えます。 後ほど紹介します。

 

こちらは、鉄塔真下の送信機局舎です。 角度を変えて2枚。

 


鉄塔基部、給電部です。

トップ部です。

 


奥の建物の前には門があります。

 

奥の建物は、局舎でした。 全景と壁面の表札の拡大です。

なお、局舎内から、放送中の番組が比較的大きな音で流れていました。

 

番組伝送の受信八木アンテナです。5素子2列で金沢からの電波を直接受けています。本社から直接受信ですのでSTLになります。

 


広い敷地にポツンと機器があります。 キツネらしい動物を敷地内で見かけました。(色は茶色ですし、あの動きはイヌではないです。)

 


機器は、指向性を付けるための整合箱です。 角度を変えて2枚。

 


垂直に降りる指向性のためのケーブルです。

当中継局は、金沢本局と同期放送をしています。(開局当初の周波数は1060KHz)
 


当中継局へは、以前は道が分かりにくく難儀しましたが、現在はすぐ横に道路が通り、分かりやすくなっています。
コンビニの向かい側が丘への進入口です。 以下は道のりです。

 

坂を登りきると鉄塔が見えてきます。中継局敷地は、一面草茫々の状態です。(定期的に草刈はされているようです。周囲は竹林です。)
薄い轍が送信局舎横を通り、奥の局舎まで続いていました。

 

中継局データ

周波数・出力  1107KHz  1KW


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