送信塔見て歩き

送信塔　見て歩き
石川県・コミュニティＦＭ局
２０２３年画像は、Ｓ様提供

ＦＭかほく送信所　　２００８年１１月当方撮影、２０２３年１０月撮影（Ｓ様提供）

ＦＭかほくは、「特定非営利活動法人ＦＭかほく」が運営する石川県かほく市にあるコミュニティＦＭ局です。
放送局名を、そのまま愛称としています。
２００８年７月２１日に開局した新しい局です。かほく市・津幡町・内灘町をサービスエリアにしています。

送信アンテナは、海岸近くの内灘町風力発電所敷地内鉄塔にあります。訪問日は、初冬のおもむきで、雲が低く垂れこめていました。

全景を角度を変えて２枚。

すぐ隣には、内灘町が４億１０００万円かけて建設した風力発電所があります。（２００３年完成）
ドイツ製で、年間２５５万ＫＷ／ｈを発電し、約７００世帯分の電力が賄えるようです。

鉄塔を見上げてみました。角度を変えて２枚。

送信アンテナです。１本のアンテナで南北両方向をカバーしているようです。　角度を変えて２枚。

Ｓ様より２０２３年１０月撮影の画像の提供を受けました。

開局後、約１５年が経過していますが、当時と特に変化は無いようです。天気の良い日の画像ですので改めて紹介します。

鉄塔を角度を変えて２枚。

さらに鉄塔を、もう１枚。

送信アンテナです。

局舎のようです。　光ケーブルが来ています。

この敷地は、内灘町所有と思われます。

ところで、隣接の風力発電所は、年間約３０００万円の売電収入を見込み、建設費などを償還する予定でしたが、落雷などでたびたび故障し、
２０１７年６月から止まったままになっているそうです。

これまでの収支は６億円安乗の赤字の上、止まっていても保守点検に年間７００～８００万円の経費がかかっているそうです。

これからどうするのか、町では「設備更新による継続」「民間譲渡」「撤去」の三つの方法を検討中とのことです。
ただし、更新するにも、撤去するにも億単位の費用が掛かるようです。また、欲しいという企業も今のところ無いようです。

送信所データ

ＦＭかほく　　７８．７ＭＨｚ　　２０Ｗ