送 信 塔 見て歩き
石川県 ・ 中継局


羽咋 テレビ・FM中継局  2007年10月、11月撮影

まずは2007年10月に訪問した時の様子を紹介します。

羽咋では、12月に地デジの開局予定ですが、まだアンテナ本体は、設置されていないようでした。
工事は、それなりに進んでおり局舎は完成しています。また、パラボラも取り付け済みです。

  
これまでの局舎の隣に新局舎が建っています。    新局舎を拡大しました。
旧デジタル実験鉄塔の足元です。

  
工事看板です。                      見上げてみました。

 

  
金沢方向には、一番下に1つ隠されていますが、受信アンテナが5つあります。(ループアンテナもあります。)
また、能登方向に大小2つのパラボラが向いています。

ここは、能登方面への地デジ中継ポイントでもあるようです。
既に、七尾デジタル中継局が開局していますので、羽咋固定局として機能しTTL伝送を始めているものと思われます。

 

  
パラボラなどを各方向から。

デジタルアンテナは、この鉄塔の先端に取り付けられるのでしょうか。また訪問します。

なお、NHK・MRO・ITC中継局のアナログ系の設備とKTK・HAB中継局については、見た目に変化が
ありませんでしたので、新規掲載はありません。


ここからは、2007年11月の訪問記です。

デジタル化の工事は、ほぼ終わっているようでした。前回フェンスにあった立入禁止の看板もありませんでした。
ただ、一部ビニールシートに包まれているものや残骸がありました。

  
全景です。 旧デジタル実験鉄塔の先端に、デジタルアンテナが取り付けられました。

 

  
アナログとデジタル局舎です。 向かって右の新局舎は、民放4社のデジタル局舎です。

 

  
新局舎の表札です。と言うことは、NHKのデジタル   両方の局舎にラックが伸びており、ケーブルが
機器は、これまでのアナログ局舎に収められて     が通っています。アナログアンテナには、変化が
いるのでしょう。                        見られませんので、NHKもこの鉄塔のアンテナを
                                 使うのだと思います。

 

  
見上げてみました。           別角度から。               トップ部です。下段の南向きの
                                              アンテナの取り付け方が少し
                                              下がっているように見えます。

  
ほぼ真下から。左が金沢方向。      北向きのパラボラです。

羽咋デジタル中継局は、10月30日に予備免許が交付されましたが、訪問日時点では、まだ試験電波は出ていないようでした。


NHK中継局に併設の固定局は、デジタル放送の能登方面への要(かなめ)となっています。

TTL電波は、金沢市観音堂町の基幹局鉄塔から高松固定局経由で、ここ羽咋中継局(固定局)で受けて、七尾中継局と富来中継局へ
伝送されています。
七尾中継局から先は、輪島中継局、輪島町野中継局、珠洲中継局へ伝送されています。さらに輪島中継局からは
東門前中継局へ伝送されています。(これらは、すべてTTLです。)
また能登鹿島中継局は、羽咋中継局を放送波受けです。

一方、民放各社はすべて放送波中継です。金沢基幹局の電波を羽咋中継局で受けています。
能登方面へは、羽咋中継局を経由せず、基幹局の電波を七尾中継局で受け、さらに七尾中継局の電波を各中継局が受けるルートです。
鹿島中継局は、一部の局が羽咋中継局を親局にしています。また、富来中継局は、金沢基幹局を親局にしています。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MRO ITC KTK HAB
チャンネル 48ch 46ch 50ch 44ch 42ch 40ch
出力 各局とも 100W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
 

NHK−FM  83.0MHz  100W
FM石川    85.5MHz  100W


デジタル NHK総合 NHK教育 MRO ITC KTK HAB
チャンネル 29ch 31ch 21ch 38ch 36ch 26ch
リモコン
出力 各局とも 10W

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