送 信 塔 見て歩き
富山県 ・ 中継局
利賀テレビ中継局 2004年4月撮影 (はじめの3枚のみ2003年11月撮影)
利賀テレビ中継局は、利賀村と平村の境の「山の神峠」にあります。狭い林道(旧道)から現地へ行くことができます。
富山基幹局と同じく、NHKとKNBがVHF波、BBTとTUTがUHF波です。NHKと民放の局舎は、10mほど離れて別々に建っています。
ここで、中継局の説明です。
開局は、NHKとKNBが1968年9月、BBTが1979年11月、TUTが1994年8月です。NHKと民放の2グループに
分かれて設置されています。また、NHKでは2000年11月に、民放では1992年5月に局舎を更新しているようです。
送信アンテナは、NHKとKNBは個別に3素子八木1段3面、BBTとTUTは共用4L1段3面です。
受信は、NHK−Gが8素子八木2列、NHK−Eが12素子八木2列にて富山基幹局受け、KNBとBBTは約180m離れた場所で
1.8mプレートパラボラにて、越中平中継局受け、TUTも同じ場所で1.2mプレートパラボラにて越中平中継局受けです。
なお、KNBは1992年8月に親局を富山基幹局から越中平中継局に変更しています。(BBTは開局当初から越中平受けです。)
利賀村役場付近から見た、山の神峠方向です。
ふもとから見た、アンテナです。 この写真の中央付近の尾根に中継局があります。
左・NHK 右・民放 です。
最初にこのように、見えてきます。 NHK局舎の全景です。 民放局舎の全景です。
始めはNHK中継局です。
局舎です。 アンテナのトップです。 ところで、付近に標識らしい
総合と教育は、別々です。 コンクリート塊がありました。
富山基幹局受信アンテナです。 12素子2列は、教育テレビ。
8素子2列は、総合テレビ。
局舎の銘板です。平成12年10月で新しいです。 表札です。
続いて、民放中継局です。
局舎です。 アンテナトップです。
上がUHF、下がVHFです。
民放は、約200m離れた場所でパラボラアンテナにて越中平局を受けています。
1992年8月に中継ルートを富山基幹局受けから変更しています。
銘板です。平成4年とあります。 表札です。
ところで、すぐ横に目的不明の小屋がありました。
中継局データ
テレビ | NHK総合 | NHK教育 | KNB | BBT | TUT | |
チャンネル | 4ch | 8ch | 6ch | 62ch | 60ch | |
出力 | 3W | 3W | 3W | 10W | 10W |
KNB中継局で唯一のVHFチャンネルです。
「地上デジタル推進全国会議」が出している資料によれば、五箇山地域は、地上デジタル放送では
「共聴/ケーブル」対応になっていますので、デジタル化移行後は、この中継局は、廃局になる見通しです。
ところで、この利賀中継局へ行くには、「新 山の神トンネル」の両側を峠越えに結ぶ旧道を登る必要があります。
各種情報より、平側からよりも利賀側からのほうが道の状態がよいようなので、今回は、利賀側のトンネル出口横に車を止め、
徒歩にて旧道を登りました。4月末というのに、途中からは残雪があり、中継所近くでは、まだ50cmぐらいの深さの雪渓の上を
恐る恐る進みました。登りは50分、下りは35分の道のりでした。
なお、車が通れる道幅はありますが、落石 ・ 倒木 ・
すり替え困難 等々で、お勧めできません。 2台ほど見かけましたが・・・。
国道156号線の「道の駅
たいら」から少し南に 「新
山の神トンネル」出口です。右に登っているのが
行った所を左に入ると利賀村へ行く林道に続きます。 旧道です。まっすぐ行くと利賀村です。
いよいよ登山開始です。振り返るとこんな感じ。 舗装してあり車でも行けますが、すり替え困難です。
右側に利賀村の町並みが見えます。 広いところも、数箇所しかありません。
途中から残雪が・・・・。 まだまだ続きます。
振り返ると、相当登っていました。でもまだです。 やっと旧道の「トンネル」です。ここまで、約40分。
旧トンネルの銘板です。 途中、道しるべもあります。
トンネルの中は、真っ暗です。水が滲みだしていました。 トンネル脇に案内板がありました。
自然歩道になっています。
フラッシュを光らせたので明るく見えますが、トンネル内部は、真っ暗で懐中電灯も持っていなかったので反対側へは、行きませんでした。
中継局に行くには、トンネル横を左に折れ、さらに頂上へ向います。 (2枚合成)
(左下が今登ってきた道です。左上が中継局方向です。)
電柱が見えてきました。もうすぐです。
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