送 信 塔 見て歩き
富山県 ・ 中継局


上平赤尾テレビ中継局   2003年11月、2007年6月撮影、受信アンテナは2010年8月撮影

上平赤尾中継局は、東海北陸道の五箇山IC脇にあります。
開局はNHKが1978年12月、KNBとBBTが1979年9月、TUTが1996年7月です。

パンザマストにボックスと云う全社共用のミニサテ局です。
送信アンテナは、12素子リングアンテナ4段1面+5素子リングアンテナ4段2面の構成です。
受信も全社共用で約2.3km離れた場所で16素子リングアンテナ2列2段にて上平中継局を受けています。

親局(富山基幹局)を再々々中継(4段+反射板)しています。(民放の場合)  NHKは3段です。

民放は、富山→福光→高坪山反射板→平→上平→上平赤尾、 NHKは、富山→平→上平→上平赤尾 のルートで
富山県では、一番中継段数の多い中継局です。

漆谷・田下・下島・新屋・真木・東赤尾・西赤尾あたりの約100世帯をエリアとしているようです。

送信点から親局の上平中継局が見通せないため、かなり離れた地点に受信点を設けています。
受信アンテナについては、後半をご覧ください。

それと、全局か一部の局かは不明ですが、1996年6月に受信位置を変更しているようです。


国道156号沿いから見た全景です。
 
別角度から見た全景です。

 

   
送信アンテナは全社共用で、12素子リングアンテナ4段1面と5素子リングアンテナ4段2面の組合せです。
南方向へ強く飛ばしているようです。 角度を変えて3枚。

 


鉄柱下部の機器類です。 なお、中継局を示す表示等は、ありませんでした。


2007年6月に再取材しました。 前回と変化はありませんが、写真を追加します。


東海北陸自動車道から(右の棒状のものです。)

 


国道156号沿いから


上平赤尾中継局の親局受信アンテナは、約2.3km北へ離れた庄川の対岸にあります。
2010年8月に見てきました。(アナログ終了に間に合いました。)


受信アンテナは民宿敷地内にあるようです。

 

   
16素子2列2段のリングアンテナです。全チャンネル共用です。 角度を変えて3枚。

 


こちらは、上方の国道156号線の駐車場からの撮影です。
受信アンテナは三角屋根に隠されて、この位置からは見えません。

 


こちらは、合掌造りで世界遺産にもなっている「菅沼集落」方向からの撮影です。(吊り橋から撮影)



受信点付近から見た、親局の上平中継局方向です。中央奥の低い山の尾根です。

なお、以前の受信ポイントは川の対岸、ちょうど上記画像の中央辺りだったようです。

 


上平中継局を拡大しました。NHK中継局のみ見えました。

 


対岸から見た合掌造りの「菅沼集落」です。



対岸から見た送信点もどうぞ。

 


拡大しました。

 

中継局データ

テレビ NHK総合 NHK教育 KNB BBT TUT
チャンネル 60ch 62ch 58ch 56ch 54ch
出力 各局とも 0.1W

「地上デジタル推進全国会議」が出している資料によれば、五箇山地域は、地上デジタル放送では
「共聴/ケーブル」対応になっていますので、デジタル化移行後は、この中継局は、廃局になる見通しです。


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