送信塔見て歩き

送信塔　見て歩き
長野県・中継局
Ｓ様提供の画像で紹介します。

菅平テレビ中継局　　２０２２年５月撮影

Ｓ様より、直接訪問の画像が届きました。以前（２０２０年１０月撮影）の画像は削除し、今回のものに差し替えます。

菅平（すがだいら）中継局は、上田市（旧真田町）菅平高原の大松山（標高 1649m）の山頂近く、スキー場のリフト山頂駅付近の
尾根に設置されています。大松山は菅平高原の西端にあり、東斜面はスキー場になっています。

当中継局は大松山の北東側、菅平高原一帯をサービスエリアにしています。この辺りは、美ケ原の電波を直接受信できる地区も
多いため、民放各社は、アナログ時代から中継局を設置していません。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。

当中継局は、アナログ・デジタルともＮＨＫのみの開局です。開局は１９７７年１２月です。

送信アンテナは４Ｌ１段２面です。
受信は送信点で、Ｇは８素子八木２列、Ｅは１２素子八木２列にて、どちらも美ヶ原受けです。

２０１０年１２月にデジタル化されました。デジタルでもＮＨＫのみの開局です。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。

ふもとのゲレンデからの遠景です。中継局は尾根に見えます。

ところで、手前の畑みたいなのは何でしょうか。調べたところ、やはり畑でした。何でもゲレンデは、冬はスキー場、夏は高原野菜の畑として
一年中活用されているとのことです。

一般の車は、ここまでは入れるとのことです。ここから中継局までは、距離は約１ｋｍほどと思われます。

上記画像の中継局部分（尾根）を拡大しました。

全景を角度を変えて２枚。

デジタル中継局は、アナログ中継局の隣接地に新築されたようです。

送信アンテナの拡大です。　角度を変えて２枚。

資料が無いためハッキリしませんが、送信アンテナは、チャンネルごとのようです。
また、１面なのでアナログ時代とは、サービスエリアが異なるようです。

敷地の様子です。

局舎を角度を変えて２枚。

表札です。

局舎の銘板です。

受信パラボラです。美ヶ原を放送波受けと思われます。

モニターアンテナです。

ＧＰＳです。

鉄塔の銘板です。

中継局付近から見た菅平方向の風景です。　合成

山頂部から南方向は、樹木が高く美ヶ原は良く見えないとのことです。

こちらは、当方が２０１５年９月に美ヶ原・王ヶ頭から撮影した上田市方向です。　コントラストを上げてあります。

カシミール３Ｄで確認すると、上田市街地の向こう、画像中央部の尖った山が大松山です。（奥側の真ん中の山並み）

美ヶ原と大松山は、見通しと確認できました。

中継局データ

アナログテレビ放送は２０１１年７月２４日をもって終了しました。