送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


真田テレビ中継局  2020年6月撮影

真田(さなだ)中継局は、上田市真田町本原の高台に設置されています。上田市真田町(旧小県郡真田町)をエリアとする中継局です。
比較的美ヶ原に近い地域ですが、山陰になるようです。

はじめに、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1964年9月、SBCが同年10月、NBSは1970年3月、TSBは1981年10月、ABNは1991年4月です。
開局時期がバラバラなため、TSBとABNが共用以外、各社別々に中継局を構えています。

送信アンテナの形式は、VHFのNHKとSBCは5素子八木1段3面(NHKは上がG)、UHF送信の3社のアンテナ形式は4L1段3面
(TSBとABNは共用)です。
受信はNHK−Gは約250m離れた地点で5素子八木3列+8素子八木、NHK−Eは約70m離れた地点で8素子八木2列、
SBCは約110m離れた地点で8素子八木2列です。
一方、UHF3社は、いずれも送信点にて、NBSは3mグリッドパラボラ、TSBは90CR、ABNは2.4mグリッドパラボラです。
全局 美ヶ原基幹局受けです。

各社の基幹局は、ほぼ同じ場所ですが、VHF波とUHF波では、飛び方が違うのか、受信点が異なります。

2008年2月に、全社同時にデジタル化されました。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



ふもとから見た遠景です。付近には、行政系の無線局もあるようです。

 


全景です。

デジタル中継局は、NBSアナログ中継局を利用して全社共用化されたようです。


屋上鉄塔を拡大しました。

 


デジタルアンテナは、4L1段3面です。

先端の旧NBSアナログアンテナ跡です。

 

受信アンテナは全社共用3mグリッドパラボラです。美ヶ原受けです。 少し角度を変えて2枚。

パラボラはアナログ時代と同じ形式ですが、受信チャンネルが大きく異なるため、別物と思われます。

 


GPSと八木アンテナがあります。

さらに上にもGPSがあります。

 


アナログ時代のNBSの表札があります。 

左の画像は、斜めからの撮影のため横に引き伸ばして見やすくしました。

どちらも同じものです。

デジタルの表札は無いようです。

 



付近には、行政系の無線局もあります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 5ch 3ch 7ch 40h 42h 44h
出力 10W 10W 10W 100W 100W 100W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 25ch 27ch 23ch 49ch 48ch 46ch
リモコン
出力 各局とも 10W

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