送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


望月城山テレビ中継局  2017年1月、2020年8月撮影

望月城山中継局は、佐久市(旧 望月町)望月の城山にあります。
当中継局は、旧 望月町の中心部が基幹局や他の中継局でカバーできていないために設置されたようです。
(望月中継局との距離が約500m程度しか離れていない位置に設置されています。)

最初にアナログ中継局の説明です。
開局は、老舗3社4局が1978年12月、TSBとABNが1993年1月です。全社共用のミニサテ局です。
後発局の開局に合わせて設備を一新しているようです。

送信アンテナは、全社共用5素子リングアンテナ1段2面です。
受信は、約150m離れた地点で、全社共用12素子リングアンテナにて望月中継局受けです。

TSBとABNは、開局当初は、約130m離れた場所で、16素子リングアンテナにて佐久中継局を受けていましたが、
1999年2月に望月中継局に変更しました。
これは、この2局は、望月城山中継局の開局が望月中継局よりも早かったため、開局当初は、親局にできなかった
事情によるものと思われます。

2010年12月にデジタル化されました。

当中継局については、デジタル化後の資料が無いため、詳細は不明です。


それでは、現状を画像で紹介します。

鉄塔の全景を遠方からと近くからの2枚です。

 

さらに見上げ位置から2枚。

 


鉄塔上部の送受信アンテナの拡大です。

送信アンテナの拡大です。

先端に送信アンテナ、その下にひし形配列の4基のリングアンテナが2セット取り付けられています。

 

受信アンテナの拡大を角度を変えて2枚。

受信アンテナをよく見ると方向が微妙に異なります。南西向きですので美ヶ原受けと思われます。
なぜ微妙に方向が違うのか考察しました。

中間の山に阻まれ、美ヶ原が見通せないので、チャンネルごとに電波の強い方向に合わせてあるのかもしれません。
(当中継局と美ヶ原に直線でを引いて確認したところ、送信鉄塔がほぼ一直線に並ぶ位置関係と分かり、アンテナを鉄塔の方向に合わせてあるわけではないようです。)


機器です。

GPSです。

 


S様より、2020年8月撮影の追加画像が届きました。


鉄塔です。

受信アンテナの拡大です。

 


銘板があります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 35ch 33ch 37ch 39ch 41ch 43ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 25ch 27ch 31ch 45ch 29ch 21ch
リモコン
出力 各局とも 0.01W

©2018-2020 送信塔見て歩きWeb