送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


白樺湖テレビ中継局  2020年8月撮影

白樺湖中継局は、白樺湖の北側高台、茅野市北山に設置されています。 夕月ヶ丘と呼ばれている場所らしいてす。
当中継局は、南側の白樺湖周辺と北側の姫木平別荘地などをサービスエリアにしています。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKが1975年2月、SBC・NBS・TSBの民放3社は1986年4月に同時開局しています。(ABNは、未開局です。)

開局時期が異なるため、NHKと民放3社は別々に中継局を設置しています。
送信アンテナは、どちらも全波共用4L1段2面+6L1段1面の構成です。受信は、NHK−Gは5素子八木、NHK−Eは8素子八木(どちらも送信鉄塔に設置)、
SBCは8素子八木、NBSとTSBは共用90CR、全局美ヶ原受けです。

2009年12月末に全社同時にデジタル化されました。(なお、デジタルでもABNは未開局です。)

それでは。現在の様子を紹介します。


デジタル中継局は、アナログ民放中継局の局舎を継続利用する形でNHKも相乗りで設置されました。なお、鉄塔は新築です。


全景です。 鉄塔が2基あります。 後ほど考察します。    角度を変えて3枚。 

 

まずは、上記画像の向かって左側の鉄塔です。


大きくチルトがかかっています。
鉄塔の全景と送信アンテナの拡大を2枚。  送信アンテナはアナログと同じく、全波共用4L1段2面+6L1段1面の構成です。

 


受信は、全社共用1.8mグリッドパラボラにて
美ヶ原を放送波受けです。

別角度から。

カバー付きのモニターアンテナです。

 


局舎です。

表札です。

鉄塔の銘板です。 新築と分かります。

どこにもNHKの表示は無いようです。

 


GPSです。

おなじみ、八木アンテナです。

 


ところで、隣接地に もう1基鉄塔があります。 何なのか見てみましょう。


鉄塔には、銘板が付いています。

もう1枚あります。

アンテナ形式やチャンネル番号が刻印されています。 確認すると、かつての民放のチャンネルです。また、製造年月も昭和60年10月となっています。
と云うことは、この鉄塔は かつての民放アナログ鉄塔と云うことになります。

 

現在 設置されているアンテナを見ると携帯電話の基地局のようです。 パラボラはエントランス回線のものと思われます。

 


機器です。

 

少し離れた場所にあった アナログNHK中継局は完全撤去されたようです。

 

なお、グーグルストリートビューでは、至近距離から当中継局を見ることができます。    すぐ横を遊歩道が通っているようです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB  
チャンネル 54ch 52ch 58ch 60ch 62ch  
出力 各局とも 1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB  
チャンネル 28ch 34ch 32ch 26ch 22ch  
リモコン  
出力 各局とも 0.1W

アナログ・デジタルともABNは、開局していません。


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