送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


飯田阿智テレビ中継局  2022年4月撮影

飯田阿智中継局は、飯田市立石の西山に設置されています。(国土地理院の地図では、山の名前はありませんが標高は755mとなっています。)

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。

開局は、NHKが1970年6月、SBCとNBSが同時に1979年11月、TSBとABNが同時に1995年12月です。
中継局は、開局時期及び、その組み合わせ通り、3つに分かれて設置されています。

送信アンテナは、それぞれ全社共用の6L1段3面です。
受信は、NHKとSBCは、北東に直線で約450m離れた地点(国土地理院の地図では、767mと書かれている頂の西側)で、
チャンネルごとに8素子八木2列にて、UHF3社は送信点でNBSは単独の、
TSBとABNは共用の、それぞれ1.8mグリッドパラボラにて、全社飯田中継局受けです。
(VHF社は、送信点で親局を受信すると何か障害があったようです。)

2009年12月末にデジタル化されました。

それでは。現在の様子を紹介します。



全景です。

デジタル中継局は、TSB・ABN共用アナログ中継局を全社共用に模様替えして設置されました。(蓄電棟は新築です。)

  

送信アンテナは、全社共用6L1段3面です。 角度を変えて2枚。

 


敷地の様子です。

表札です。

表札により、アナログTSB・ABN局舎だったと確認できます。また、正面側(画像では、奥の建物の右面)に2社のロゴが大きく書かれていました。

 


受信アンテナです。

GPSです。

受信は全社共用2.4mグリッドパラボラにて飯田中継局放送波受けです。

 


今は閉鎖されているサイトにあった画像と比べると、支えの位置が上がっているようです。
画像は、アナログ時代の支え位置の穴です。

長野県の飯田・下伊那地域では、ケーブルテレビが整備されているため、デジタル化された中継局は当中継局を含め3局のみです。
当中継局は、長野県最南のテレビ中継局です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 53ch 51ch 55ch 57ch 59ch 61ch
出力 各局とも 30W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 22ch 19ch 31ch 26ch 29ch 24ch
リモコン
出力 各局とも 3W

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