送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


信州新町テレビ中継局  2020年7月、2021年4月撮影

信州新町デジタル中継局は、長野市信州新町竹房の鉢伏山にあります。旧上水内郡信州新町の地域をカバーする中継局です。

はじめに、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1964年6月、SBCが1964年9月、NBSは1975年11月、TSBは1985年1月、ABNは1992年6月です。

当中継局は、VHF中継局とUHF中継局では送信点が大きく異なっていました。VHFは長野市信州新町水内の鬼毛山、UHFは
デジタル中継局も設置された鉢伏山です。
信州新町の中心部から見てVHF局は北東側、UHF局は南側に設置されていました。双方は犀川を挟んで約3km離れています。

また、開局時期がバラバラなため、TSBとABNが共用以外、各社別々に中継局を構えています。

送信アンテナの形式は、VHF波のNHKとSBCはST1段(NHKはGが上)、UHF3社は4L1段2面(TSBとABNは共用)
受信は、NHKは送信点で2波共用4mグリッドパラボラにて戸隠陣馬平中継局受け、SBCは約110m離れた地点で
12素子八木2列にて美ヶ原基幹局受け、UHF3社は送信点で3mグリッドパラボラ(TSBとABNは共用)にて戸隠陣馬平中継局受けです。
なぜか、SBCのみ離れた場所で基幹局を受けています。

それと、通常ではUHF局の送信出力がVHF局の3倍程度強いのですが、設置場所が異なるためか同じ10Wになっています。

2008年12月に、全社同時にアナログUHF中継局付近に局舎を新築し、デジタル化されました。

それでは、画像で紹介します。はじめは、2020年7月撮影のものです。



デジタル中継局は、全社共用でアナログNBS中継局の隣接地に局舎が新築されました。

鉄塔は状況から見て、NBSアナログ中継局のものを継続使用のようです。

デジタル局舎と送信鉄塔は少し離れているようです。 なぜデジタル局舎屋上に送信鉄塔を設置しなかったのか(できなかったのか)謎です。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

形式は、アナログ時代と同じ4L1段2面です。 先端には、旧NBSアナログアンテナが付いていたものと思われます。

 


表札もアナログ時代のままです。
また、鉄塔脇にはNBSアナログ局舎が残っています。なぜなのか興味のあるところです。

 


こちらは、デジタル新局舎屋上の全社共用 戸隠陣馬平中継局放送波受けの
4mプレートパラボラです。 角度を変えて2枚。

 


GPSと八木アンテナがあります。新局舎鉄塔に設置されています。

モニターアンテナです。送信鉄塔に設置されています。

 


デジタル局舎には表札があります。表示順から見てNBSが幹事社のようです。


ここからは、2021年4月撮影の画像です。


デジタル局舎の全景です。

 


少し別角度から。

正面側です。

表札です。

 


受信パラボラの拡大です。

銘板があります。

 


八木アンテナとGPSです。

 


NBS局舎の周りの様子です。

前回とは、撮影した季節が違うので、雰囲気も違います。


拡大しました。

 

ところで、デジタル局舎と送信鉄塔との距離感は、こんな感じです。 各方向から3枚。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 4ch 10ch 6ch 41ch 43ch 45ch
出力 V・U局とも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 31ch 29ch 37ch 19ch 39ch 21ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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