送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局


長野西テレビ中継局  2017年11月、2021年10月撮影

長野西中継局は、長野市中心部からは西側の頼朝山中腹に設置されています。住所は長野市茂菅です。

実は、2016年5月に近くの西裾花台中継局を取材のため、今回の撮影場所を通ったのですが、資料を持っていなかったため、
気づかず 素通りしていました。今回、西裾花台中継局の受信アンテナの撮影と合わせて取材しました。

また、訪問ルートが分かったため、2021年10月に直接訪問してきました。

最初に かつてのアナログ中継局の説明です。

開局は、ABN以外が1983年9月、ABNが1992年10月です。全社共用のミニサテ局です。
送信アンテナは、全社共用5素子リングアンテナ2段3面です。
受信点は、約800m離れた山の上方にありました。アンテナは、NHK2波とSBCは3波共用12素子八木、NBSとTSBは
2波共用12素子リングアンテナ、ABNは12素子リングアンテナにて、全社 美ヶ原受けです。

2010年4月にデジタル化されました。

それでは、2017年11月の遠景画像から紹介します。 


遠景画像です。 右側に長野市中心部のビル群が見えています。


上記画像の説明です。 中継局は赤丸の位置です。 付近には、送電鉄塔が複数あります。

 


全景です。

アンテナ部の拡大です。

デジタルもミニサテ局です。 アナログ中継局は撤去済みのようです。

 


送信アンテナです。

受信アンテナです。

送信アンテナは、アナログ時代とは異なり、5素子リングアンテナ2段2面+5素子リングアンテナ1段1面の構成です。

また、受信も送信点に変更となりました。これはデジタルでは、すぐ近くにデジタル新局として西裾花台中継局が置かれ、
この局を放送波受けしているためです。
受信アンテナの形式は、 16素子リングアンテナ2段2列(ひし形配列)です。

 


パラスタックアンテナも見えます。GPSもあります。

機器です。

それぞれの設備がよく見える位置に場所を微妙に変えて撮影しています。(地蔵平へ行く道沿いからの撮影です。)

 


最初の画像の右側ビル群を拡大しました。右寄りの屋上に赤白鉄塔があるビルは、「信濃毎日新聞社」です。
 


当中継局への訪問ルートが、長らく判明していませんでしたが、国土地理院の1/25,000の地形図やハイキング系のサイトを参考に
ハイキング道を歩いたところ、簡単に見つかり、拍子抜けです。 2021年10月末の訪問です。


全景です。

鉄塔の様子です。 訪問時刻が悪く、逆光です。

送受信アンテナを拡大しました。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。

 


受信アンテナです。

パラスタックの八木アンテナもあります。

両方のアンテナは、同じ向きです。

 

機器を角度を変えて2枚。

 


参考に、当方の訪問ルートです。  上方の静松寺側から下るルートでも行けるようです。


茂菅大橋東詰から登ります。

しばらくは、コンクリート道です。

 


ここからは、けもの道になります。

頼朝山への分岐点には、休憩用ベンチがあります。
 
休憩所には、案内板と説明板もあります。

 


このルートでは、休憩所付近のみ開けていて、長野市街地が見えます。

 


ここが中継局の入り口です。
 
この看板が目印、また23番と24番の観音様が向かい合わせにあります。
   

 


ほんの少し下ると中継局があります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 35ch 33 37ch 39ch 41ch 43ch
出力 各局とも 0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 25ch 27ch 23ch 26ch 19ch 21ch
リモコン
出力 各局とも 0.05W

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