送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
直接訪問は、S様提供の画像です


牟礼テレビ・FM中継局  2021年10月(S様提供)、 2011年10月撮影(当方撮影の遠景)

牟礼中継局は、上水内郡飯綱町小玉(旧牟礼村)の高台に設置されています。信濃ゴルフ倶楽部の東側、
ぐるっと国道18号が蛇行している北側、国道と「しなの鉄道」との中間付近です。

開局は、NHKが1968年12月、SBCとNBSが1974年11月、TSBが1982年11月、ABNが1993年12月です。
NHKは単独設置、SBCとNBSが共用、TSBとABNが共用の3グループに分かれています。

送信アンテナは、グループごとに共用4L2段1面+4L1段2面の構成です。
受信はNHKとSBCはチャンネルごとに8素子八木、NBSは2.4mグリッドパラボラ、TSBとABNは共用2.4mグリッドパラボラにて、
全社 美ヶ原受けです。

当中継局にはNHK−FM中継局が併設されています。開局は1972年5月です。送信アンテナはテレビと同じ鉄塔に設置されています。

2008年12月にデジタル化されました。


最初は、当方が2011年10月に撮影した遠景画像です。


飯綱町役場前から撮影。

 


拡大しました。 鉄塔が4本見えます。一番右がデジタル中継局と思われます。

アナログ中継局は、左から「TSB・ABN」、「SBC・NBS」、「NHK」と思われます。
(根拠はありませんので、鵜呑みにしないようにお願いします。)


それでは、S様提供の直接訪問の画像で紹介します。(2021年10月撮影)


全景です。右側手前の大きく写っているのがNHK−FM中継局です。デジタル中継局は左奥隅に小さく写っています。 


FM中継局からです。


全景です。 以前はNHKアナログテレビ中継局も同居していました。

 

鉄塔の様子を角度を変えて2枚。 アナログ時代には、先端にテレビ送信アンテナがあったものと思われます。

 

FM送信アンテナを角度を変えて2枚。 形式は3素子八木1段3面です。

 


局舎です。

投稿者様によりますと、表札が撤去されたような跡があるそうです。
FMの表札は取り付けられなかったようです。


防水工事の銘板があります。

 


受信アンテナです。2基あります。 美ヶ原受けです。

資料では、5素子八木が1基となっています。
画像をよく見ると左右の形状が異なります。 追加されたのでしょうか。

それとも奥側は、ただのモニターアンテナかも・・・。


続いてデジタルテレビ中継局です。


全景です。 デジタル中継局は、全社共同で新築されました。

 


別角度から見た全景です。

鉄塔を拡大しました。

 


送信アンテナです。

受信パラボラです。

別角度から。

送信アンテナは、全社共用4L2段1面+4L1段2面の構成です。 また、受信も全社共用4mグリッドパラボラにて美ヶ原受けです。

 


局舎です。

表札です。

 

ところで、北に向く小型のプレートパラボラが設置されています。 大きさを変え2枚。

 


受信のグリッドパラボラとは、ほぼ反対方向です。

このプレートパラボラは、デジタル新局として開局した信濃中継局向けのTTL送りのアンテナです。

以前、信濃中継局を訪問した際に、南向きのプレートパラボラを確認していますが、対向が分からず説明を書いていません。
今回、牟礼中継局TTL受けと判明しました。

長野県では、普段はTTLを多用するNHKを含め、ほとんどTTLによる番組伝送を行っていません。
これは、中継局が設置されている山では、ほとんどの地域で美ヶ原の電波が高品質で受信できているからと思われます。

長野県でTTLが使用されているのは、こことNHKの倉本→木曽妻籠の2か所のみです。(情報提供をありがとうございます。)

 


モニターアンテナです。

GPSです。

 


長野県のテレビ中継局では、おなじみの垂直八木アンテナです。(右側)

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 54ch 52ch 56ch 58ch 60ch 62ch
出力 各局とも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  85.4MHz  10W

FM長野は中継局を設置していません。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 31ch 46ch 37ch 41ch 39ch 33ch
リモコン
出力 各局とも 1W

NHK−Eのチャンネルは、開局時から2013年1月7日までは27chでした。(デジタル混信解消のため変更が行われました。)


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