送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


四賀会田テレビ中継局  2022年5月撮影

四賀会田(しがあいだ)中継局は、かつて松本市会田(旧東筑摩郡四賀村)の虚空蔵山中腹に設置されていたテレビ中継局です。

四賀村の中心部をカバーする中継局でした。しかし、当地域ではデジタル化前からケーブルテレビでの視聴が一般的で、
アナログテレビ 中継局はデジタル化されず廃局になりました。(美ヶ原を直接受信できる地域もあるようです。)

現在は携帯電話基地局として利用されています。
そして、 旧中継局の屋上鉄塔のアンテナは、携帯電話用のものに取り替えられていますが、その他は、ほぼ原形を留めています。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。

開局は、NHKが1969年9月、SBCとNBSが同時に1980年9月となっています。(後発のTSB・ABNは開局しませんでした。)
開局時期が大きく離れていますが、全社共用中継局です。

送信アンテナは、全社共用6L1段3面です。
受信は全社送信点で、NHKはG・E個別に8素子八木1基、SBCは8素子八木2列で、NBSは3mグリッドパラボラにて、
全社 美ヶ原受けです。

それでは。現在の様子を画像で紹介します。



遠景です。

 

全景を角度を変えて2枚。

 


鉄塔の様子です。

かつて存在したサイトには、鉄塔最上部にテレビ送信アンテナ、中間部にはNHK−G・Eの受信アンテナが並んで、
さらにその下にはSBCの受信アンテナ2列が設置されている画像が掲載されていました。

グリッドパラボラは、写っていませんが、局舎画像からの推測では、すぐ前に設置されていたようです。

 


局舎です。

表札です。 当時のままです。

 


携帯電話の機器です。屋外に設置されています。

旧テレビ中継局の局舎って内部は使われているのでしょうか?。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS
チャンネル 53ch 51ch 55ch 57ch
出力 各局とも 30W

当中継局はデジタル化されず2011年7月24日をもって廃局になりました。


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