送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
2020年の直接訪問は、S様提供


大町テレビ中継局  2005年9月、10月、2020年8月撮影

大町中継局は、木崎湖の南側の尾根にあります。付近には、携帯電話の基地局等もあり車で行けるようです。

アナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1964年9月、SBCが同年11月、NBSが1971年6月、TSBが1981年10月、ABNが1991年4月です。
NHKとSBCは1960年代の開局につき、VHF送信です。

中継局の配置は、TSBとABNが共用以外は、各社単独で設置しています。


それでは前半は当方撮影の遠景です。最初は2005年9月の画像です。


遠景です。

拡大しました。 この位置からは、鉄塔は1本しか見えませんでした。

 


続いて10月撮影の画像です。

 

送信アンテナは、NHKとSBCはチャンネルごとに5素子八木1段2面(NHKは上がG)、NBSは6L1段2面、TSBとABNは共用6L1段2面です。
受信は、NHK−Gは約300m離れた地点で8素子八木2列、以下は送信点でNHK−EとSBCは個別の8素子八木、NBS・TSB・ABNは
個別の2.4mグリッドパラボラにて全社 美ヶ原受けです。

10月撮影の別角度からの撮影では、送信鉄塔は4基あるように見えます。


長らく放置しておりましたが、2020年8月に通りすがりに撮影しました。

デジタル中継局は2007年12月末に、全社共用で同時に開局しました。


遠景です。

 


上記と同じ場所から撮影した拡大画像です。

 


別の場所からの遠景です。 付近には、テレビ中継局のほか、携帯電話3社の基地局もあるそうです。(情報提供・S様)

 


拡大しました。

送信アンテナは、全社共用4L2段3面、受信も全社共用3mグリッドパラボラにて美ヶ原を放送波受けです。


S様より2020年8月に直接訪問した画像が届きました。ありがとうございます。

中継局は、木立に囲まれ、全景画像が撮れないようです。


全景です。 局舎の上に鉄塔がのっています。

局舎です。 2棟あるようです。

 


真下から見た鉄塔の様子です。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 


旧アナログ局舎と思われます。

デジタル局舎です。

デジタル局舎に表札があります。

局舎は2棟あります。向かって左は、アナログ時代からの局舎のようです。鉄塔が乗っている現在の局舎は新築のようです。

表札を見るとNHKの次にNBSが書いてありますので、ここはアナログ時代はNBS中継局があった場所と思われます。(なお、未確認です。)

 


全社共用の美ヶ原放送波受け
             3mグリッドパラボラです。

垂直八木アンテナがあります。
 

GPSです。
 

 


鉄塔の銘板です。


ところで、付近に旧アナログ中継局だったらしい「パラボラのみの鉄塔」があります。 これは一体・・・。


全景です。

局舎です。 表札等はありません。

 


鉄塔に銘板があります。 刻印されているチャンネルから、ここはNHK中継局だったと確認できます。

 


アナログ送信アンテナ跡と思われます。
 

南向きに、少し別方向を向く2基のパラボラが
取り付けられています。(下段は美ヶ原向き)

パラボラの銘板です。SHF帯のパラボラです。

この設備は一体何なのかと調査したところ、NHKでは美ヶ原と松本ラジオ中継局間の番組伝送はSHF中継と分かりました。(予備にNTT回線あり)
大町テレビ中継局には、アナログ時代からラジオ固定局が併設されていることが判明しました。(2002年から?)

アナログテレビ放送終了後も、ラジオ固定局は存続しているようです。

王ヶ頭からは、松本ラジオ中継局が見えませんが、反射板を使わず、ずいぶん遠回りな中継ルートを採用しています。 調べてみて、びっくりしました。



NHKの杭とともに三角点があります。

 

中継局データ

NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 5ch 3ch 7ch 58ch 60ch 62ch
出力 3W 3W 3W 30W 30W 30W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 52ch 45ch 51ch 38ch 43ch 41ch
リモコン
出力 各局とも 5W

Copyright ©2005-2020 mitearuki.  All rights reserved.