送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


麻積テレビ中継局  2018年11月、2019年5月撮影

麻積(おみ)中継局は、東筑摩郡麻績村にある中継局です。設置場所は、長野市との境にある聖山の中腹です。
麻績村のほか筑北村などをエリアとしています。

最初にアナログ時代の様子です。

開局は、NHKが1966年12月、SBCが1971年11月、NBSが1977年11月、TSBが1985年9月、ABNが1992年1月です。
後発のTSBとABNが共用以外は、各社個別の中継局です。
送信アンテナは、VHF局が5素子八木1段2面、UHF局は90CR2段2面です。(NHKは2波個別<上がG>、TSBとABNは共用)。
受信は、VHF局が8素子八木、NHK−GとSBCは送信点、NHK−Eは、約140m離れた地点で受信。NBSは4mグリッドパラボラ、
TSBとABNは共用2.4mグリッドパラボラです。こちらは、すべて送信点での受信です。親局は、全局美ヶ原です。

2008年12月にデジタル化されました。

それでは、現在の様子を紹介します。



全景です。辺りは樹木で覆われ、離れて撮影できないようです。 無理やり合成しました。

デジタルでは、全社共用の中継局が新築されたようです。

 


送受信アンテナです。

GPSです。

送信アンテナは、4L2段2面、受信は2.4mグリッドパラボラにて美ヶ原放送波受けです。どちらも全社共用です。

新築なのに先端部に妙な空きがあります。チャンネルリパック前のNHKアンテナが取り付けられていたのでしょうか。

 


局舎です。 表札などは、無いようです。


S様より2019年5月撮影の全景画像が届きました。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 4ch 8ch 6ch 47ch 45ch 43ch
出力 3W 3W 3W 10W 10W 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 43ch 45ch 36ch 34ch 49ch 41ch
リモコン
出力 各局とも 1W

当中継局では、周波数再編のため2011年11月20日までにNHK−G,Eの2チャンネルが変更されました。
デジタル化当初のチャンネルはNHK−Gが58ch、NHK−Eが60chでした。

注・アナログテレビでは、62chまで使用していましたが、デジタルテレビでは周波数の有効利用のため52chまでになっています。

デジタル化時に53chから62chまでを指定された局では、アナログ終了後1年にあたる2012年7月24日までに52ch以下の
チャンネルに変更する必要がありました。


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