送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。
木曽福島テレビ中継局 2021年10月(遠景)、2022年5月撮影(直接訪問)
木曽福島中継局は、木曽郡木曽町福島の通称・藤懸山に設置されています。道の駅「木曽福島」の西南西 約1.8km
辺りです。和合地区から細い山道が中継局近くまで続いています。
最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKとSBCが同時に1964年1月、NBSが1972年12月、TSBが1982年10月、ABNが1992年7月です。
NHK・SBC・NBSが単独、TSBとABNが共用の中継局です。TSBとABNは、送信鉄塔はNHKと共用です。
中継局は、SBCとNBSがそれぞれ単独。NHKも単独ですが、鉄塔のみTSBとABNと共用です。
TSBとABNは局舎を共用しています。
送信アンテナは、VHF送信のNHKとSBCはチャンネルごとに3素子八木1段3面(NHKではGが上段)。
UHF送信の3社は4L1段3面(TSBとABNは共用でNHK鉄塔の先端)
受信は、NHKは個別8素子八木2列、SBCは8素子八木、NBSは3mグリッドパラボラ、TSBとABNは
共用2.4mグリッドパラボラにて、全局送信点で美ヶ原受けです。
2007年12月に全社同時にデジタル化されました。
デジタル化に際しては、全社共同でNHK中継局隣接地に中継局を新築しました。
また、当地には、NHK−FMとFM長野も中継局を設置しています。
開局は、NHK−FMが1969年10月、FM長野が1993年12月です。
NHK−FMはテレビとは独立して、すぐ隣に単独設置です。FM長野はNBSに同居しています。
アンテナ形式は、NHK−FMはST1段、FM長野は3素子八木1段2面+5素子八木1段1面の構成です。
受信はどちらも個別の5素子八木で美ヶ原受けです。
アナログテレビが終了した現在は、どちらもFM単独で継続使用です。
また、NHK−FM中継局(かつてのアナログ鉄塔)には、NHK中波ラジオの固定局が併設されています。
これは、当地が美ヶ原固定局から木曽福島ラジオ中継局への番組回線中継点になっているためです。
さらに鉄塔には、FPUパラボラと御嶽山が主目的のお天気カメラも設置されています。
当ページでは遠景画像を紹介し、直接訪問は別ページで中継局ごとに掲載します。
上松テレビ中継局付近からの遠景です。
拡大しました。
こちらは、北側から撮影した遠景です。
真ん中の高い鉄塔がテレビ中継局です。グリッドパラボラが美ヶ原に向いています。その両側がFM中継局です。
右がNHK−FM、左がFM長野です。 NHK−FMで見えているプレートパラボラは、固定局のものと思われます。
テレビアンテナは2段に分かれています。
NHK−FMの送信アンテナは、アナログ時代は専用鉄塔でしたが、廃局になったアナログ鉄塔に移動しました。
それでは、直接訪問の画像をどうぞ。 別ページで紹介します。
全社共用デジタル | NHK−FM | |
FM長野 | 旧アナログSBC |
付近には、県防災無線や木曽広域消防中継局も設置されているとのことです。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | SBC | NBS | TSB | ABN |
チャンネル | 4ch | 8ch | 6ch | 41ch | 43ch | 45ch |
出力 | 3W | 3W | 3W | 10W | 10W | 10W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
NHK−FM 82.9MHz 10W
FM長野 81.5MHz 10W
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | SBC | NBS | TSB | ABN |
チャンネル | 28ch | 32ch | 38ch | 26ch | 35ch | 24ch |
リモコン | 1 | 2 | 6 | 8 | 4 | 5 |
出力 | 各局とも | 1W |
SBCとTSBの開局当初のチャンネルは、それぞれ57chと55chでした。
デジタルテレビのチャンネルは13chから52chまでとなっており、アナログ終了後再編成されました。
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