送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


明科テレビ中継局  2018年12月撮影(S様提供)、一部当方撮影の2005年9月の遠景画像があります。

初めに、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局は、東筑摩郡明科町の押野山に設置されています。ただしVHFとUHFは離れた場所にあります。
VHFは押野山頂(標高 約690m地点)、UHFは中腹の標高 約580m地点です。

注・明科町は、当方訪問直後の2005年10月1日に南安曇郡豊科町・穂高町・堀金村・三郷村と合併し、安曇野市となりました。

開局は、NHKが1964年7月、SBCが同年8月、NBSが1970年3月、TSBが1982年10月、ABNが1992年4月です。
TSBとABNが共用以外は、各社単独設置の中継局です。
送信アンテナは、NHK・SBC・NBSは、それぞれ5素子八木1段3面、TSBとABNは共用4L1段2面です。
受信はNHK−Gは送信点で8素子八木2列、NHK−Eは約330m離れた地点で8素子八木、SBCも約300m離れた地点で
8素子八木、以下は送信点でNBSは3mグリッドパラボラ、TSBとABNは共用3mグリッドパラボラにて、全局 美ヶ原受けです。

2008年2月にデジタル化されました。


最初は、2005年9月に当方が撮影した遠景画像です。なお、VHF中継局の遠景と思われます。


遠景です。 テレビの送信アンテナらしいものが見えたので撮影しました。 中継局は、中央奥の凹んだ部分です。

 


拡大しました。

 


形状から見てNBSと思われます。

ところで、当中継局の長野放送(NBS)のチャンネルはVHF12chです。
NBS基幹局(美ヶ原)は、UHF38chですので、珍しい中継局です。


S様より2018年12月撮影の直接訪問の画像の提供を受けました。ご覧ください。


ふもとからの遠景です。

 


別角度からの拡大です。

 


さらに別角度から。

 

 
全景を角度を変えて2枚。 左画像は合成です。

デジタル中継局は、UHFアナログ中継局を改修して全社共用デジタル中継局にしたようです。

別サイトのアナログ時代の画像と比較すると、送信アンテナはアナログの下に、受信パラボラはアナログの上に、
それぞれ同じ形式のものが取り付けられたようです。

 


鉄塔の様子です。
 
送信アンテナは全社共用4L1段2面です。
 
鉄塔を見上げてみました。

受信は全社共用4mグリッドパラボラにて美ヶ原放送波受けです。

 


局舎です。
 
表札です。
 
モニターアンテナとGPSです。

表札の社名の並びが変です。当中継局の所有者はアナログ時代にこれを建てたTSBなのだと思われます。(でもNHKが先頭なのは?です。)

また、アナログ時代に表札があったのかは未確認です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 4ch 10ch 6ch 12ch 34ch 36ch
出力 3W 3W 3W 3W 10W 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 SBC NBS TSB ABN
チャンネル 25ch 27ch 37ch 39ch 35ch 33ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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