送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


栄村FM中継局  2021年11月撮影

栄村FM中継局は、下水内郡栄村北信の貝立山中腹に設置されています。

当中継局ではアナログ時代には、テレビ中継局も併設されていましたが、栄村では、ケーブルテレビが整備され、
デジタル化されず廃局になりました。 現在は、併設側だったNHK−FM中継局のみが存続しています。

ここで、かつてのアナログテレビ中継局の説明です。

開局は、NHKが1965年10月、SBCとNBSが同時に1982年1月です。TSBとABNは開局しませんでした。
NHKと民放の2グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、NHKはVHF送信で、2波個別の3素子八木1段1面+5素子八木1段1面(上段がE)、
民放はUHF送信で、2社共用4L1段2面(垂直偏波)です。

受信は、NHKは送信点から約120m離れた地点で、2波共用2.4mグリッドパラボラにて飯山桑名川中継局受け、
予備で同じ場所で2波共用5素子八木2列2段にて飯山中継局受けです。
民放2社は送信点で3mプレートパラボラにて飯山桑名川中継局受けです。

また、NHK−FMの開局は、1986年1月です。
送信アンテナは、FM専用鉄塔に5素子八木1段1面+3素子八木1段1面の構成です。
受信は、送信点で5素子八木にて飯山中継局受けです。


それでは、現在の様子を画像で紹介します。


中継局がある尾根です。 FM中継局は、画像のほぼ中央です。

 


拡大しました。
 


ここからは、直接訪問の画像です。


全景です。

民放中継局は、撤去済みのようです。

 


送信アンテナです。


受信アンテナは、隣の鉄塔に取り付けられています。

かつてのテレビ鉄塔でしょうか。


送受信アンテナを見上げてみました。


受信アンテナは、飯山中継局受けです。

 


局舎です。
豪雪地帯のようでかなり高い高床式です。

表札は、テレビ時代のままです。

 


テレビ鉄塔の銘板です。



付近には、栄村防災行政無線の中継所らしき鉄塔もあります。
当地は、栄村役場と秋山郷方面の中継拠点のようです。

当中継局へは、横倉トンネルの脇から登っていきます。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 SBC NBS
チャンネル 1ch 9ch 37ch 33ch
出力 3W 3W 10W 10W

当テレビ中継局はデジタル化されず、アナログテレビ放送終了とともに2011年7月24日をもって廃局になりました。

 

NHK−FM  84.9MHz  1W

FM長野は、開局していません。


©2021 送信塔見て歩きWeb