送 信 塔 見て歩き
長野県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


聖FM中継局  2020年7月撮影

聖(ひじり)FM中継局は、長野市大岡丙の「たら原山(読み方は「たららやま」)」山頂近くに設置されています。
長野市南部の大岡地区や信州新町地区、麻績村、筑北村などをエリアにしています。
中継局名が「聖」なのは、近くに聖山があるからかと思われます。

当中継局はFM長野が先発で1992年10月1日に開局しています。NHK−FMは信州新町FM中継局が1993年12月に
当地へ移転してきたようですが詳細は不明です。(資料にはテレビ中継局にFM中継局が併設だったような痕跡があります。)

その後、2018年10月にはSBCも当地にFM補完中継局を開局しています。(善光寺平・飯山野沢の2中継局と同時開局です。)
中継局の設備は、NHKとFM長野は共用、SBCは局舎を新築し、鉄塔は共用です。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。


全景です。 少し角度を変え2枚。

 

送信アンテナは、先端がNHK−FMとFM長野共用のST2段です。その下にSBC FMの2面八木が付いています。 角度を変えて2枚。

 


ST2段の拡大です。

こちらは、SBC FM補完中継局の送信アンテナです。
5素子+3素子 2面八木です。180゜の向きで設置されています。

 


受信アンテナは、NHK−FMは5素子八木1列1段、FM長野は5素子八木2列1段です。どちらも美ヶ原基幹局受けです。

また、ハイキング系のサイトの画像では、SBC開局前は、下段の向かって左側(一番低い5素子八木)が無いので、
これがSBCの親局受信アンテナと思われます。 向きが同じですので、こちらも美ヶ原受けです。

 

左右の受信アンテナを拡大しました。 上段の2基は、対でFM長野のものです。 下段の向かって右は、NHK−FMです。

最初にも書きましたが、当中継局はFM長野が先に開局していますので、FM長野のほうが高い位置にあります。

 


SBC FMの5素子受信八木を拡大しました。

 


局舎は2棟あります。手前が新築のSBC、右奥がNHK−FM、FM長野共用です。

古い局舎には表札があります。 当然、FM長野が上です。

  


新しい局舎はSBCです。

表札は無いようですが、、銘板があります。
 

 


SBC局舎にはGPSがあります。
日本通信機株式会社のHPによると、信越放送では、同社のFM同期放送のシステムを導入しているとのことです。

 


鉄塔に銘板があります。

借用標識です。

 

中継局データ

NHK−FM        83.0MHz  100W
FM長野          78.1MHz   100W
SBC FM補完中継局  91.2MHz  100W


©2020 送信塔見て歩きWeb